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Retro-gaming and so on

24時間テレビは止め時が見つかってない

また他人のブログから。


あー、そうかぁ。もうそんな時期かぁ。
まぁ、僕も観てないけどよ。

で、言ってる事は凄くよく分かる(笑)。
いやよ、実はTwitterとかやってた時、若い世代とかが

「何でこんな番組やってんだか分かんない」

って子が結構多かったんだよな。
ところが、僕とか、ガキの頃は結構好きだったのね、これ。今じゃ全然だけど。そして今のガキはそういう「好き」とか言うような感覚がねぇと思う。
どうしてこういう温度差が生じるのか、ちょっと説明してみようと思う。
簡単な話なんだけど。

24時間テレビって1978年にはじまったんだけど。
実はこの時期ってテレビ局、大体深夜の12時〜1時位には終わってたんだよ(笑)。テレビ番組流しっぱなし、とか言うのって当時は無かったの。で、放送は朝5時とか6時とかから始まる、とかな。
知らんでしょ?昔はテレビが「放映を終了する」って事があって、こういう画面が終了後に流れてたわけ。


ピーって高周波と共に。今じゃあこれって流れてないでしょ?

つまりさ、24時間テレビって「一日中丸ごとテレビを流すなんてすげぇ!」とか言う一種イベントだったのね。
だから当時のガキ共は「24時間テレビが流れっぱなし」って状況に興奮して毎年24時間起き続けよう、って言う無謀な挑戦してたんだよ(笑)。いや、マジで(笑)。
でも大体深夜3時頃に我慢出来なくて寝落ちしちまうんだけどな(笑)!
んで、月曜日に学校行って、「24時間起き続けた自慢」とかバカな事言ったりしてたの(笑)。ガキって大体バカだからさ(笑)。わはははは(笑)。

いや、今は知らんけど、当時、アメリカからの中継とかあって、深夜はライブイベントとかあったのね。アメリカのロックバンドの演奏の生放送、とか。向こうは昼じゃん(笑)。そういうイベントとかあって、楽しかった。

さぁ、分かったでしょ?24時間テレビって開始時は24時間テレビが点いてる、なんつー事があり得ない時代に始めた「お祭り」だったんだ。そう、お祭りだったのよ。その中でのチャリティーだったんだ。
ところがさ、今みたいな24時間テレビが流れっぱなしが当たり前、アニメも深夜放送が主軸、とかなってると、そういう「珍しさ」ってのが無くなったんだよな。つまりイベント性が落ちてきた。結果、チャリティーを前面に押し出さないと番組の存在意義が無くなる、って寸法になっちゃったわけ。
イベント性が無くなったのに続ける意味が無い、しかし止め時が分からなくなってる、それが今の24時間テレビなんだ、ぶっちゃけるとさ。

いや、80年代だと、テレビ24時間流し続け、ってのがまず無くって、そのうち、週末だけそういう状態になる、とか言うのが80年代中頃・・・ちょっと前かな、から出始めてたんですが。フジテレビの「オールナイトフジ」なんかが流れてたのがこの時代。深夜帯なんで、当時の出演女子大生が新作アダルトビデオを動画付きで紹介する、とか今じゃ考えられないような企画があったのね(笑)。当時の深夜帯ってそういう使い方だったんだよな。とにかく「週末の深夜のテレビはお祭りだ」ってのが出てきて。
それでも90年代後半くらいまでまだまだ「一日中テレビが流れっぱなし」って無かったと思う。そのうち、深夜アニメが出てきて、通販が出てきて・・・ってそれまでの「空き時間」の有効活用、みたいになって今の状態に至る、と。
いずれにせよ、もう24時間テレビの「イベント性」とか無くなっちゃってるんだ。お祭りとして成立しない以上、パッパと引き際見極めた方がいいたぁ思うんだけどねぇ。
でも日テレ的には多分、止めるに止められないんでしょう。だから視聴者と日テレの温度差、ってもう既にかなり乖離した状態になって久しいんだよな。
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