さて、皆も「魔女っ子チックル地獄」を味わってるだろうか(笑)。
歌ってるのは堀江美都子だが、サビの部分の「あ、チックルチーコの♪」って歌いまわしがまた気になってどうしようもない(笑)。
まるで2001年のおぎやはぎのM1ネタみてぇなカンジだ(笑)。
さて、職人渡辺岳夫氏。
前回もチラッと書いたが、この人が書いた代表曲、「キューティーハニー」って曲は恐らく「山本リンダが歌ってるような曲を書いてくれ」っつー、クライアントの要求によって生まれた曲なんじゃないか、って思ってる。
若い人、山本リンダ知ってっかな?
元祖「エッチなお姉さん」ってカンジの人。
この人の曲で有名なのは、どういうわけか「甲子園の応援歌」とかでブラバンが演奏してる「狙いうち」って曲だ。
歌詞聞いてみれば分かるだろうけど、実は「全然野球とは関係ない」(笑)。単にタイトルの「狙いうち」にあやかって演奏されてるだけ、だ(笑)。
この曲は1973年に発表された曲なんだけど、一過性と思いきや、50年も経った今でも演奏される定番曲になっちまった、ってのが笑える(笑)。
大体、ブラバン演ってる現役高校生、原曲知らんだろ(笑)。
知ったら「なんちゅーもん演奏させんのや」とか怒り狂ったりして(笑)。
さて、まぁ、山本リンダ、って人は1970年代初頭、結構ブームになってた人なのね。エッチなカンジでさ。セクシー路線。おっさん共もクソガキ共も大好きだった(笑)。
で、多分「キューティーハニー」って企画が上がった際に、テーマ曲どーすんだ、って話になった時、「山本リンダみてぇな曲にしてくれ」ってなったのは不思議じゃないと思うんだよね。
多分そうだろ。
それで出来た曲が恐らく「キューティーハニー」なんだ。
僕が「一番好きなアニソンは?」って訊かれたら、「鋼鉄ジーグ」か「キューティーハニー」か、どっちかを選ぶのは難しい。ホント同率一位なんだよな(しかもどっちも永井豪原作だ・笑)。
W渡辺(渡辺宙明と渡辺岳夫・・・「W浅野」に比べるとムサい・笑)は二人とも他の作曲家から比べるとアタマ一つ抜けてて、そしてこれら2曲とも「隙がない」と言えると思う。
映画音楽家だった渡辺宙明センセは、子供向け番組で東映と組み出して、「人造人間キカイダー」の時にはまだ手探り状態なんだけど、同年、ちょっと後に開始した「マジンガーZ」ではある程度の手法を確立、1974年の「グレートマジンガー」ではっちゃけはじめて(笑)、1975年の「鋼鉄ジーグ」(そして特撮側では同年の「秘密戦隊ゴレンジャー」)で完全に手法を確立した、と思う。
で、こう時系列で並べて聴いてみれば分かると思うんだけど、明らかに「宙明節」っつーか、あとになればなるほど、「渡辺宙明個人の趣味」ってのが出てくると思うんだよ。
「個人」が出まくってる。
んで、僕が顕著だ、って思ってるのは、渡辺宙明、って作曲家は恐らくラテン音楽が大好きなのね。だからどんどんノリがラテンノリになってくる(笑)。
こう「個人の趣味丸出し」ってのはある意味「職業作曲家」としては失格だ。しかし、そこが渡辺宙明センセの良いトコであり、時代が時代で、もっと遅く生まれてたら、意外とニュー・ミュージック以降の人として大成功して、ソロアルバムとかメチャクチャ売れるような人になってたんじゃないか。
そういうポテンシャルがある人なんだよ。そしてそれはとても「アーティスティック」だ。
一方、渡辺岳夫氏はそういう「カラー」はない。何でもござれ、で、請けた仕事は確実にモノにする、と。もう一度繰り返すけど、この人はアーティストと言うよか職人だ。それもかなり高度、な。
さて、そういう渡辺岳夫氏が手掛けた名曲「キューティーハニー」。ホントこれも、マジで隙がない。どこを取っても「美味しい」ってのは、鋼鉄ジーグとマジでタイを張っている。
そして「隙がない」って事は後年のカヴァーに於いては確実に「アレンジャー泣かせ」なんだよ(笑)。改造しようがない(笑)。オリジナルが「完璧だ」って事は下手にテを入れると「崩れる」って事なんだ(※1)。
全般的に特徴的な「音」は、まずはマリンバ。これがコミカルな味を出していて非常にいい。あと、ハープが効果的に使われているよね。
編成的には当時は結構あった、ブラスとストリングスが入ってる。
まず、ストリングスの奏でるラインがまたいいんだよ。後年のカヴァーとかでもこのラインは「外せない」ってぇんで丸っきり「そこだけ」は転写する例も多く、代表的なのは倖田來未版だよな。
倖田來未のヴァージョンは、全般的にジャズっぽい雰囲気に直してるが、この「オリジナル版」のストリングスは外せない、って思ったのか、ストリングスに関して言うと中間のちょっとしたブリッジ以降はほぼ完コピしている。それだけオリジナル版のストリングスアレンジが完璧だった、って事だろう。
ブラスがまたいいが、特にやっぱイントロなんだよね。こんな短いイントロで「掴みはO.K.」ってなるのは殆ど奇跡的だと思ってる。2小節くらいしかないのに、これ聴いただけで「キューティーハニーだ!」って分かる。
いや、ところが後年のカヴァーだと「この再現がムズい」ってぇんで諦めてるんだよな(笑)。オリジナルだとブラスがベースラインと共にキチンと「和声」をやってて、その辺で「厚みを持たせてる」んだけど、後年のカヴァー版だと、この「ライン」をユニゾンにしたり、とか苦労してんだよな(笑)。諦めた、と言うべきか(笑)。倖田來未版はオーケストラル・ヒットっぽい音を使って「単音」で弾く、ってカンジにしてる。
メロディが凄くいいんで、基本的なコード構成を外さなければ割に代理コードへの置き換えに対しては寛容な曲になってる。例えば実写ドラマ版「キューティーハニーTHE LIVE」なんかのアレンジだと、「こっちを向いてよハニー♪」の前まではAmで変更ナシ、と、サウンドの煩さに反してスタティックなカンジに仕上げてる。後半の「お願い~♪」以降も各アレンジャーによって細かいトコでは代理コード入れまくっててそこでオリジナルと違ったサウンドにしたい、って頑張ってる。
ところが、基本的には、メロディーが秀悦過ぎてその辺の「工夫」が全部見えないんだよな(笑)。アレンジの小手先のテクニックって「メロディがダメ」な時にそのラインを「活かす」と絶大な効果があるんだけど、ハニーのような「元々良いメロディ」だと効果が薄いんだよ。
だから言ったろ、アレンジャー泣かせ、だって(笑)。
僕は観なかったんだけど、「Cutey Honey Universe」で初めて別の主題歌を立てた、ってのは苦肉の策だったんだろうな。制作が東映じゃなくって、「ミンキーモモ」を作った葦プロダクション制作、なんで権利関係もあったんだろうけど、(しょーもない)映画版「キューティーハニー」は東映じゃなくってワーナー・ブラザース作品だし(※2)、テレビドラマ版「キューティーハニー THE LIVE」も東映はノータッチ、だったんで、歌の権利が取れないわけじゃなかったハズなんだ(※3)。
でもやらなかったのは「労多くして功少なし」って判断だったんじゃないか。カバー曲数も多いし、「アッと驚く新アレンジ」はもはや思いつけないような状況だし。
そしてオリジナル楽曲を作るにせよ、曲の質では最初っから「キューティーハニー」に勝てるわけがないんだ。
殆ど「諦めの境地」だったんじゃないか(笑)。
ちなみに、僕が一番いいカヴァーだ、って思ってるのはOVA「新・キューティーハニー」(全8話)、後半4話分のオープニングを飾った英語版「キューティーハニー」だ。
これは恐らく、「新・キューティーハニー」って作品は比較的すぐに北米でビデオのリリースがされていて(※4)、その評判が凄く良かった為、急遽「英語版」に差し替えて更なるセールスを狙ったんじゃないか、って思う。
北米版「新・キューティーハニー」ビデオパッケージ。「彼女の全身は実は武器だらけ!」とか書いてある(笑)。「空中元素固定装置」(※5)付きアンドロイド、と言うアイディアは北米のアニメファンにも衝撃を与えた事だろう。
歌の中間にある短いブリッジの最後のコードをFm7に変えていて、それがオリジナルと違った深い響きを与えてるわけだが、結果、凄く印象深いヴァージョンと相成ってる。
最初聴いた時「やるな!」って思った。そこがあるだけでオリジナルと「いい勝負が出来る」カヴァーになった、って言っていいんじゃないか。
実は歌の後半もシンセベースが奏でるラインはビミョーにオリジナルとも違い、その辺が控えめながらいい味を出してるんだ。
うん、やっぱこのカヴァーがダントツにいいデキだよな。
なお、オリジナルの「キューティーハニー」は、噂だと広告会社の社員(男か女か知らんが・笑)が歌詞をテキトーに書いたモノらしく、そのため、極めてモダンで意味が全くない歌詞として成立した(笑・※6)。
偶然たぁ言え凄い事だ。
そして偶然が名作を生む事がある。
一方、英語版の歌詞はさすがにそれじゃアレなのか、ってぇんで意味はキチンとある。訳詞、と言うよりゃ完全新作だ。
ちと翻訳を載せておく。
かつ翻訳ならJASRACもうるせぇ事言わんだろ(笑)。
優しい笑顔の女の子誰もが息をのむ女の子あの子の名前はハニー可愛いくて甘い愛の戦士よだから教えてハニー眼の前に迫った危機を泣いてる暇は無いわ涙を拭いて誰がやったの?あいつらがやったの!今が変身の時よハニーフラッシュ!見た目が完璧な女の子動きがカッコよくって滑らかな女の子そう、あの子をハニーと呼んでるの彼女は平和の鍵なのよだから見せてよハニーあなたの中にあるその力をそれが唯一の大事な世界を救う方法だって知ってるでしょあなたが必要 私達に必要 今が変身の時よハニーフラッシュ!
オリジナルだと「一人称」的な立場で書かれてるような歌詞だが、英語版は第三者視点になってるっぽい。
ここでは原作に合わせて「女の子」っぽくしてみたが、ひょっとしたら新・キューティーハニーのキャラ「直慶」と言う少年の視点なのかもしんない。
いずれにせよ、割にオーソドックスな「ヒーロー物」っぽい歌詞に改変されている(ハニーは女性型アンドロイドなんで「ヒロイン物」って言うべきか・笑)。
さて、前フリで長々とキューティハニーに付いて書いてしまったが・・・作品も好きだし音楽も好きなんで一旦書き始めると止まらないんだ(苦笑)。
このキューティーハニーと言う傑作に続いて、翌年の1974年に同じ渡辺岳夫作曲、で制作されたアニメ主題歌が「魔女っ子メグちゃん」だ。
ヴォーカルも「キューティーハニー」と同様に、前川陽子が取っている。
これも大傑作、って言って良く、僕も大好きな曲だ(※7)。山本リンダ風アニソン第二弾だな(笑)。
カッコいいだろ(笑)。
以前、「ラムのラブソングは演歌だ」って書いたけど、こっちの「小悪魔的」でコケティッシュな歌詞の方が僕には遥かに魅力的に映る。
いや、ガキの頃は「随分と舐めた事言いやがって」とか思ってた時期もありました(笑)。はい。
でも、やっぱこれって「女性特有のカッコよさ」を歌い上げた曲だと思うな。いい曲だよ。歌詞も完璧。
珍しくベースが二種類使われている。フツーのエレキベースと共に、シンセベースが入ってる。これも多分Mini Moogなんじゃないか。ビヨンビヨン鳴ってて、曲にコミカルな印象を与えてる。
同じようにコミカルさを演出してるのがティンパニ。「ボイ~ン」とか鳴ってるヤツ(笑)。往年のコントとかで良く聴いた奏法だよな(笑)。昨今は見かけない。
ブラスもカッコいい。しかしそれ以上にカッコいいのがストリングスだ。
「子供だなんて~♪」から始まるフレーズと「2つの胸の~♪」から始まるフレーズは基本同じだ。しかし、最初の方はリズミックに「刻む」構造になってるが、後半の方は滑らかな曲調に「変化」する。その「滑らかさ」を特に強調するのがストリングスだ(※8)。
また、「お化粧なんかは~♪」の部分。これはコード的にはE♭ -> B♭m -> E♭って進行なんだけど、ここのストリングスがカッコいい。基本的に構成音を分解して
- E♭3-> B♭3 -> G3 -> E♭4 -> B♭3 -> G4 -> E♭4 -> B♭4
- F3 -> D♭4 -> B♭3 -> F4 -> D♭4 -> B♭4-> F4 -> D♭5
- E♭3-> B♭3 -> G3 -> E♭4 -> B♭3 -> G4 -> E♭4 -> B♭4
と、コードの構成音を下から順に選び、その音と一方向で一番距離が遠い音とを交互に鳴らしていく。
非常に単純だが、効果的に緊張感を煽っている。あんまこういうストリングスのライン、って見かけないよな、ってのが正直なトコなんだけど、それがサイコーってカンジ。
ちなみに、僕は「魔女っ子メグちゃん」って曲は先に歌詞が完成してたんじゃないか、って思うんだ。「キューティーハニー」は曲が先に出来てて、広告会社の人間がテキトーに歌詞を付けた、と。でもメグちゃんは逆に先に歌詞があって、それに曲を付けた気がしてる。
「男の子な〜んて♪」の部分が急に変わって、メロディが単調になる、ってのがそう考えてる理由なんだ。それまでは8分刻みなのにここでどういうわけか4分刻みになるんだよな〜・・・多分調子良くメロディハメていったら何だろ、文章がそのリズムに合わなくなって、ちとここで余りが出て不自然さが出た、って事じゃないか、って思うんだ。最初に音楽があったら、多分そういう結果にはならない。
でもその「勢いが落ちた」部分で、コードが単調で不自然にならないように工夫してFsus4->F->D♭->E♭と進めてる。
ここ、音楽的にはかなり無理してる(笑)気がするんだけど、結果独特のタメになって「イチコロよ~♪」の開放が効くんだよな。ようやった。エラい(笑)。
とまぁ、キューティーハニーの「理不尽な色気」のあとに魔女っ子メグちゃんの「少女の色気」ってのは連作として考えてみればなかなか面白い。この2つはセットで考えて聴くべきだよな。
そう思ってる。
なお、「魔女っ子メグちゃん」もYouTubeの方で、東映が第一話を無料で公開してるんで是非とも観てほしいトコだ(※9)。
っつーか70年代中期のアニメとして考えてみると、男児向けに比べると異様にクオリティ高く作ってるな、とか感心してしまった。
男のクソガキはいい加減だからな~(笑)。やっぱ女児とは言え女性の方が細かいディティールが気になる、って事かしらん。
結果、東映の「底力」って女児向けアニメの方が本領発揮されてるかも。
蛇足ながら、実の事を言うと、メグみたいな女の子が大人になればサザエさんと化す、気がしてならない・・・・・・(謎
※1: ただし、「キューティーハニー」と言う曲には編曲者が別にいて、それが小谷充と言う人だ。
となると、以降に書いてる事が果たして渡辺岳夫氏本人による「意図」なのか、あるいは小谷充氏の「仕事」なのか、ちょっとビミョーになる・・・と言うのも「職業作曲家」と言うのはメロディーだけつくる人、とかコードまでは書く人、とか色々いるんだよ。
そうすると、例えばキューティーハニーのあの印象的なイントロは果たしてどっちの仕事なのか・・・?通例ではイントロは「編曲者の仕事」ってケースも多く、と言う事は我々が持ってる「キューティーハニーと言う曲のイメージ」はむしろ小谷充氏が作り上げた物かもしんない、って事なんだ。
※2: この庵野秀明監督、ワーナー・ブラザーズ版「キューティーハニー」は駄作と言って良い。例によって、「ふくの映画ブログ」では取り上げられてないし、「
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画」では酷評されている(笑)。
ぶっちゃけ、面白いのは冒頭10分だけ、って言ってよく、あとはおバカなハニーの自分探し的なしょーもない話になってる。映画の90%くらいは無駄なんだ(笑)。
いや、ホンマ、冒頭の片桐はいりが一番いい味だしてる、って言うそれだけの映画だ(笑)。
いや、この映画で得したのは恐らく二人だけ、でサトエリと倖田來未の二人が知名度を上げた、ってだけだ。
余談だが、倖田來未がキューティーハニーのオファーを受けた時、「主役のキューティーハニーのオファーを受けた」と勘違いして、糠喜びした、と言う逸話がある(謎
※3: 当時のアニメ・特撮は、「原作者は厳密に言うと誰なんだ?」と言うのを判断するのは難しい。特に石森章太郎も永井豪も「多作」と思われてるが、厳密に言うと「原作」と言うよか、今で言うと「タイアップ」って言った方がいいような気がする。
作品全部のコンセプトを彼ら漫画家側が「全部立ち上げた」のか?と言われると、色んな資料を見る限り、「実写・アニメ会社」が企画から入ってる事も多く、結果、マジメに「原作は誰か?」と問えば、例えばキューティーハニーなんかも半分くらいはその権利に東映も食い込んでんじゃねぇの?としか思えない。色々と互いのダメ出しの応酬があって、結果「皆でブレーンストーミング」してるわけだ。
※4: 当時は「ジャパニメーション」って呼ばれてて、北米の先鋭的な「日本アニメファン」が出てきた最初のムーヴメントだった。「新・キューティーハニー」は彼らにアピールするも、日本じゃセールスが奮わず、制作会社の倒産により尻切れトンボの8話で終了している。
なお、7話、8話のクオリティは6話までのクオリティと違った低クオリティになっていて、その時の制作会社の状態の「ヤバさ」が良く分かる(笑)。
なお、この時期(4~8話)のオープニングの出来は素晴らしく、一番オリジナルのオープニングのスピリットを継承してる、と思う。
また、全編英語が占めてるのも、北米ビデオ販売のセールス好調を請けて、ってのもよく分かるだろう。最初っから「アメリカ向け」を意識してた、って事だ。
ちなみに、新・キューティーハニーのコスチュームの配色はオリジナルのアニメのモノと違い、永井豪が描いていた「原作漫画版」の配色に近い。
(オリジナルアニメは黒・赤の二色だが、漫画版と新では青・赤になっている)
※5: 事実上、キューティーハニーは「最強の」アンドロイドだ。
僕は石森章太郎の人造人間キカイダーも大好きなんだけど、キカイダーとハニーが戦ってもハニーが勝つだろう。なんせ理論上、無限に武器を作り出せるから、だ。
それが「空中元素固定装置」だ。ターミネーターもマッツァオだ。
(ハニーに唯一弱点があるとすれば、それは「腹が減る」事で、それにより変身が不可能になる、トコだ -> ハニーは人間と同様に「食事」を取り、それでエネルギーを供給してる)
永井豪は、結果、「最強の搭乗型ロボット」(マジンガーZ)と「最強の自律型ロボット」(キューティーハニー)を作ってしまった。
言っちゃえば、キューティーハニーは「女の子が変身する時に、真っ裸にしたい」と言うワンアイディアだけで作られたキャラだが(笑)、そのための言い訳(真っ裸になる合理性・笑)で作られた設定「空中元素固定装置」は、結果よく出来たSFギミックとなり、その辺の発想が往年の永井豪の天才性だ、って事が良く分かる。
※6: つまり、クロードQと言うのは偽名も偽名、ホント、ペンネームでさえデタラメで意味がない(笑)。
なお、テキトーだ、と言うのはハニーはケツがデカい。それなのに「お尻の小さな女の子」なワケねーだろ、と言うツッコミは誰もが一度はしたハズだ(笑)。
つまり、企画からして「知らなかった」んだろう、って事だ(笑)。ほんと、テキトーだ(笑)。
ちなみに、僕がケツフェチなのはハニーが遠因だと思う(謎
※7: この曲も実は編曲者は別立てで、松山祐士氏が編曲。
結果、以下に書いた事は彼の仕事かもしんない。っつーか可能性がかなり高い。
なお、松山祐士氏は渡辺岳夫氏の弟子だったらしい。
※8: なお、「ストリングス」とは弦楽器の事で、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスらを指す。あるいはそれらから適当に作った混成体、の事だ。
ちなみに、プログラミングに慣れた層だと、文字列はStringで、複数形が弦楽器を表す、とかなーんやそれ、とかなるだろう。
元々Stringは紐、とか「束ねたもの」の意で、本来なら文字列はString of Characters(文字を束ねたもの)と言う意図だったんじゃないか。
どっちにせよ、以前チラッと書いたけど、英語のコーパスは日本語のそれより遥かに小さいらしいんで同音異義語が出まくりになる、んだ。
あなたが英語を苦手だとしてもそれは英語自体のせいかもしんない。単語のカブりが多いんで、結果「読める」前に「コンテクストから推測せな」アカンわけで、でも「コンテクストから推測する」には「読めなければならない」と言う・・・。
クソだ。
もとこんぐさんに解説してもらいたいトコだ。
※9: ちなみに、チックルもメグも中の人は同じだ。