遠足から帰ったのは、14時に差し掛かろうとしていたとき。
いつもは14時半に目覚めておやつに備えますから、もう寝る時間はありません。
でもさすがに遠足の後ですから、みんな疲れています。
着替えながら目をシパシパしている子や、先生の膝の上でウトウトする子も。
そんなんでは降園までの3時間が持ちません。
眠気に耐えられない3歳児クラスの数名を、おやつギリギリまで寝かせることにしました。
襲い掛かる眠気と、後を引く興奮で寝付けない子。
トントンしていると、手伝いに来たのは5歳児クラスの〇〇ちゃん。
私が寝かしつけをしている目の前で、私の手が届かない子をトントン。
この時期の5歳児って、そういうところあるよね。
成長を頼もしく思います。
そうこうしているうちに、別の3歳児がやってきました。
「眠いの?」
「うん」
「じゃあほら、ここで寝たらいいよ」
「うん…」
お友達が寝ていると、なんだか眠くなっちゃうんだ…
機転を利かせた〇〇ちゃんは、トントンを止めて遊んでいる子達に聞いて回ります。
「眠い?」
気を遣ってもらって自分の眠気に気付いた何人かが、同じように布団にゴロン。
「また眠い子探してくるね」
要領を得た〇〇ちゃんは、また少し経つと疲れている子を探しに行きました。
そうして、並べられた布団は7枚になり…
眠りについた子の、はだけた毛布を掛け直してやる〇〇ちゃんが上げた顔と、目が合いました。
気持ちに余裕のなさそうな瞳は、少し光を失って、誰が見ても疲れているのがわかります。
(なんだよ…自分だって疲れてるのに…)
そこにいたのは、いつもの明るい5歳児ではなく、
だれが先頭を歩くとか、他愛もないことで言い争う5歳児ではなく、
40以上も歳の離れた私をチャン呼ばわりするお調子者でもなく、
優しさと責任感のみに背中を押されて動く、自己犠牲の人でした。
合った視線はすぐに外され、また毛布をを直したり、もぞもぞする子をトントンしたり。
そんな様子に何かを感じたのか、4歳児クラスの女の子が二人、トントンに加わりました。
手伝いに加わった子にも指示を出し始める……
17時。
英語が終わって出てきた〇〇ちゃんは、体を預けるようにもたれかかってきました。
ん?遊んでる?
何も言わない。
はいよ。
しゃがんだ背中に、倒れるように乗ってきました。
今日一日、よく頑張りました。
お疲れさん。
いつもは14時半に目覚めておやつに備えますから、もう寝る時間はありません。
でもさすがに遠足の後ですから、みんな疲れています。
着替えながら目をシパシパしている子や、先生の膝の上でウトウトする子も。
そんなんでは降園までの3時間が持ちません。
眠気に耐えられない3歳児クラスの数名を、おやつギリギリまで寝かせることにしました。
襲い掛かる眠気と、後を引く興奮で寝付けない子。
トントンしていると、手伝いに来たのは5歳児クラスの〇〇ちゃん。
私が寝かしつけをしている目の前で、私の手が届かない子をトントン。
この時期の5歳児って、そういうところあるよね。
成長を頼もしく思います。
そうこうしているうちに、別の3歳児がやってきました。
「眠いの?」
「うん」
「じゃあほら、ここで寝たらいいよ」
「うん…」
お友達が寝ていると、なんだか眠くなっちゃうんだ…
機転を利かせた〇〇ちゃんは、トントンを止めて遊んでいる子達に聞いて回ります。
「眠い?」
気を遣ってもらって自分の眠気に気付いた何人かが、同じように布団にゴロン。
「また眠い子探してくるね」
要領を得た〇〇ちゃんは、また少し経つと疲れている子を探しに行きました。
そうして、並べられた布団は7枚になり…
眠りについた子の、はだけた毛布を掛け直してやる〇〇ちゃんが上げた顔と、目が合いました。
気持ちに余裕のなさそうな瞳は、少し光を失って、誰が見ても疲れているのがわかります。
(なんだよ…自分だって疲れてるのに…)
そこにいたのは、いつもの明るい5歳児ではなく、
だれが先頭を歩くとか、他愛もないことで言い争う5歳児ではなく、
40以上も歳の離れた私をチャン呼ばわりするお調子者でもなく、
優しさと責任感のみに背中を押されて動く、自己犠牲の人でした。
合った視線はすぐに外され、また毛布をを直したり、もぞもぞする子をトントンしたり。
そんな様子に何かを感じたのか、4歳児クラスの女の子が二人、トントンに加わりました。
手伝いに加わった子にも指示を出し始める……
17時。
英語が終わって出てきた〇〇ちゃんは、体を預けるようにもたれかかってきました。
ん?遊んでる?
何も言わない。
はいよ。
しゃがんだ背中に、倒れるように乗ってきました。
今日一日、よく頑張りました。
お疲れさん。