「ねぇせんせ」
子どもに頼まれて読んでいた絵本から目を離し、顔を上げると、そこには5歳児クラスの〇〇くん。
「ん?」
「あのさ、せかいはなにでできてるの?」
普段からそれほど話す事はなく、遊ぼうと言ってくることもあまりない。
落ち着いていることの方が少なく、おしゃべりをするより動き回って遊ぶタイプ。
そんな彼が、せんせい、あのさと言うものだから。
急に言われてもその声色で、真面目な質問なんだと理解しました。
「せかい?せかいか…」
いい質問だけど難しい。
5歳に伝わる世界のしくみって何だ?
「世界はね、BB弾で出来てる…かな?」
「え?BB弾は鉄砲の弾でしょ?」
BB弾の正式な使い方を知ってるのか…
「あー、うん、えーとね、BB弾て小さいでしょ?」
「うん」
「そう。で、BB弾をずーっとずーっと小さくしていくわけ。〇〇くんが見えないくらい」
「うん」
「で、その小さい玉を、いーっぱい集めてぎゅーってすると」
「このシャツになるし、〇〇くんになるし、先生のメガネになるんだよ」
「え?じゃぁこのカーテンも?」
「そう」
「じゃぁちきゅうは?」
「地球っていうか、地面ね、〇〇くんが遊ぶ地面は大きいね」
「うん」
「大きいってことはさ、小さい玉がいーっぱい必要なんだよ」
「へーっ!」
科学や物理の面白さは、想像力によって膨らんでいきます。
だからド派手な実験をテレビでやったりする。
「へーっ!」は、知ろうとする者にとって唯一の原動力です。
大きくなって、原子モデルを見たら、思い出してくれるかな?
あー、これをBB弾って言ってたやつが昔いたような気がするな…って。
子どもに頼まれて読んでいた絵本から目を離し、顔を上げると、そこには5歳児クラスの〇〇くん。
「ん?」
「あのさ、せかいはなにでできてるの?」
普段からそれほど話す事はなく、遊ぼうと言ってくることもあまりない。
落ち着いていることの方が少なく、おしゃべりをするより動き回って遊ぶタイプ。
そんな彼が、せんせい、あのさと言うものだから。
急に言われてもその声色で、真面目な質問なんだと理解しました。
「せかい?せかいか…」
いい質問だけど難しい。
5歳に伝わる世界のしくみって何だ?
「世界はね、BB弾で出来てる…かな?」
「え?BB弾は鉄砲の弾でしょ?」
BB弾の正式な使い方を知ってるのか…
「あー、うん、えーとね、BB弾て小さいでしょ?」
「うん」
「そう。で、BB弾をずーっとずーっと小さくしていくわけ。〇〇くんが見えないくらい」
「うん」
「で、その小さい玉を、いーっぱい集めてぎゅーってすると」
「このシャツになるし、〇〇くんになるし、先生のメガネになるんだよ」
「え?じゃぁこのカーテンも?」
「そう」
「じゃぁちきゅうは?」
「地球っていうか、地面ね、〇〇くんが遊ぶ地面は大きいね」
「うん」
「大きいってことはさ、小さい玉がいーっぱい必要なんだよ」
「へーっ!」
科学や物理の面白さは、想像力によって膨らんでいきます。
だからド派手な実験をテレビでやったりする。
「へーっ!」は、知ろうとする者にとって唯一の原動力です。
大きくなって、原子モデルを見たら、思い出してくれるかな?
あー、これをBB弾って言ってたやつが昔いたような気がするな…って。