真実
を担保しているものは なにか
そんなもの
あるのか?
摑み取った真実は
何故(なにゆえ)に真実といえるのか
己(おのれ)の確信がそう告げるだけではないか
それを真実と云うなら それもいい
だがしかし
それを普通
納得
というのではないか
納得したこと 得心したこと
それが真実である確証はない
真実が知りたい
とは、単に
納得したい
だけとも言える
真実は神のみぞ知る
というなら
神 . . . 本文を読む
美味しいと感じるのは
それが命だから。
命が命を喰らう 愉悦。
命でないものを
美味しいと感じさせる。錯覚させる。
肉体を欺く、騙す。
そうして
命でないもので維持された肉体は
すでに命であることをやめている。
ここに在る肉体は
命をやめた肉体は
いったい なにものか
その肉体とともにある
この精神はなにものか
命を手放した存在
だとしたら…… . . . 本文を読む
成功することは良いことだ。
失敗するより成功したほうがいいに決まっている。
本当?
本当にそうなのか?
仮に
良いことだからと
成功が保証されたら
あなたはそれをしてみる気になるか。
成功が保証される。
別の謂いをすれば、それは
失敗する自由を奪われること。
自由を手放す危険を知っている人ならば
どのような結果であれ
それを良しとする。
良し悪しなど
実は存在しない。
あるのは、ただ
自 . . . 本文を読む
経済学で乗数効果ということが言われてて、それは財政政策についてだけでなく、幸福にも乗数効果があるということが、最近の研究で明らかになってきたそうだ。
あたしは行動経済学のことなんて知らない。知らないことについてとやかく言うのは軽率なのは承知しているけれど、ま、あたし、お調子者だから。承知の上でコメントしちやう。
くだらねぇなぁ。
行動経済学がくだらないってんじゃなくて、幸福の乗数効果なんて分か . . . 本文を読む
物語の伏線を読み取るのも楽しいけれど、それ以上におもしろいのは人生の伏線を読み取ることよね。いま起きていることが、何につながっているのか。真っ只中にいるとなかなかわからないけれど、数ヶ月後、数年後にはそのつながり方に感心することになるのよね。 . . . 本文を読む
忘れない、と言ったところで忘れるものだし、語り継ぐ、と言ったところで経験とは他人に継なげられないものである。
ま、それはそれで大切だとは思うが、人間は哀しいかな、そういうものなのである。
だからといって諦める気はもうとうないよ。往生際が悪いのだ、あたくしは。
人間の可能性を信じてる、なんていう気もないよ。信じることは大切だけれど、それだけでは足りないのよ。リアリストなのよ、あたくしは。
よう . . . 本文を読む
還りたい
などとは もう云うまい
還りたい その場所に
わたしは いる
ここにいる わたし
そこにいる わたし
わたしは遍在している
もう どこにも還らない
わたしという存在は時空を超えている
遍(あまね)く在るのなら
還る必要もない
全存在の一部 それがわたし
わたしが遍在している
というより
「在る」とはそのような様相を呈している
ただそれだけ
. . . 本文を読む
日めくりカレンダーにこんなことが書いてあった。
「人は教える間に教えられる」
教えてるつもりが、逆に教えられているということはよくある。
ちょいと前に書いた実はあべこべではないのかという話はこんなところにもある。
ほかにもいくらだって思いあたる。
与えてるつもりが与えられているとか、救っているつもりが救われているとか。
自分の立ち位置というのは、実は自分の考えていることとは逆なのかもしれない . . . 本文を読む
別にたいしたことを書いているわけではないけれど、こんなものでも書いているとやはりそれなりに頭は動く。書かないでいると生活のドタバタの中で思考停止になっちゃうのよね、あたしの場合。
で思うわけよ。出さないと入ってこない。流れない。目詰まりを起こすのね。
書くってのは内にあるものを吐き出すことだから、そうすることで流れはじめる。吐き出さないと流れず目詰まりを起こす。思考停止状態になる。
入れるより . . . 本文を読む