瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

一人では生きられない

2019-01-16 20:28:35 | 随想
人は一人では生きられないってぇ言い方をしたりしますが、意味としてはおそらく、互いに協力しなくては生きていけないってぇことでしょう。

現代社会ではそのとおり。ま、現代でなくても人が社会を作ったときから人は一人では生きられなくなったんでしょうね。いや、逆か。一人では生きられないから社会を作ったのかな。ま、どっちでもいいか。

確かにそのとおりとはいうものの、極端なことを言えば、そのとおりとばかりも言えない。極端なこと、たとえば孤島で一人で生きていく、なんてことも出来るっちゃぁ出来る。あたくしは早々に餓死しますけどね(笑)

人は一人でも生きていくことは可能ですよ。屁理屈が好きな小学生みたいな言い方をすればね(笑)

人は一人で生きていくことはできますが、そのようにして生きて、果たして生きた、といえるのかしらってぇことです。
動物ならそれで構いませんが、人ですからねえ。ただ生きてりゃいいってぇもんでもないでしょう。

人が生きるってぇのは成長するってぇことです。動物だってするじゃねえかって言うでしょうけど、人の成長は動物とは違います。人の成長ってぇのは他者に寄り添えるようになるってぇことです。物事を広く捉えられるようになるってぇことです。

人は一人では成長できません。他者がいるから成長できるのです。終始、自分のことばかりにかまけていては成長しない。何も分からない。

他者の成長とともに自分の成長もあるのです。自分一人が成長するなんてことはあり得ません。他者とセットです。他者とのセット。夫婦や親子、友達や仲間などなど。

やはり人は一人では生きられないのです。


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