瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

#220

2015-03-13 13:54:42 | 考える日々
貝塚の昔からゴミは生活圏から遠くの地へ追いやられる。ま、当然ですわな。ゴミだもの。
衛生上の配慮もあろうし、不浄なものは遠ざけたいということもあろう。

遠ざけて済んでいるうちはいい。それを処理しなくてはいけなくなったとき、以前と同じ感覚で処理する場を遠くにもっていくとロクなことにはならん。処理しなくてはいけないくらいなのだ。ゴミの質、量ともに考えなければならないレベルに達しているのにもかかわらず、生活圏から遠ざければ人はゴミについて考えなくなる。もともと考えたくない対象なのだ。すぐに忘れるし、無かったことにしてしまう。

ゴミ処理場は極端な話、繁華街のど真ん中に作ったほうがいいくらいである。自分たちがこのようなゴミをこれだけ出していると意識させるにはそのくらいやってちょうどいい。

いつまでも貝塚の感覚のままゴミを処分していては破綻するのは分かりきっている。
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