瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

何者?

2016-02-08 10:53:15 | 随想
数日前に何気なくラジオを聴いていると旅人と紹介された人が話をしていた。
いいね、旅人。これから自称旅人になろうかしら、あたし。

あなたは何者? と聞かれたら大抵の人は職業を答えるんだろうね。


神経衰弱になりかけていることを示す徴候の一つは、自分の仕事が何よりも重要だと思い込むことである。
バートランド・ラッセル


仕事もほどほどにね。それに「あなたは誰?」と訊かれて職業を答えるのも、なんだか面白くないし。ま、仕事について答えるにしても職業そのまんまではなく、その職種の意義というか本質というかね、そっちに焦点を当てた答え方をしたいね。自分は人を楽しませる人であるとか、くつろぎを提供する者であるとか。

何者? と訊かれたときに、あたしにはもともと職業を答える発想はなくて、「あたしは考える人」って意識しかない。ま、考えるっていうより、その考えは迷走してばかりだから旅人になぞらえるなら、彷徨する人とか徘徊する人とかいったほうがいいかもしれない。あるいは妄想族か。

信じる人であったり肯定する人であったり。そういう人でもありたい。

サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
って締めくくった宮澤賢治は自分は何者かしら、と考えて雨ニモマケズを書いたのかしらね。
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