瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

絶対的安心

2019-01-18 20:49:39 | 随想
ポジティブでいようってぇことをよく聞きますが、意識的にそうしなければいけないほどにネガティブだってぇことですなあ。人は基本的にネガティブなんでしょう。

基本的にネガティブならポジティブ志向を心掛けたところで、じきにネガティブに戻るに決まってます。ポジティブを強く意識すればするほど、同じ強さでネガティブに引き戻されます。揺り戻しが激しければクラッシュしかねない。

ネガティブならネガティブでいいじゃねえかってぇ思いますなあ。無理にポジティブになることはありません。無理にポジティブになんぞならなくったって、ポジティブになる時だって来るに決まってます。基本的にネガティブだって、そういつもいつもネガティブでいられるもんじゃない。バランスですからね。ネガティブからポジティブに振れるのが自然です。

ま、それが自然なんですが、これじゃいつまでたってもネガティブとポジティブの行ったり来たり。
正反合でその先へ。ポジティブでもネガティブでもない止揚したものが何であるのかは解りませんけど。

ともかくもポジティブ志向なんぞくだらないからおやめなさいってぇことです。ネガティブなときはネガティブでいいんです。そのまんまでいりゃいい。

どっちかでなきゃ駄目なんてことはありません。どっちだっていいんですよ、そんなの。何だっていいです。すべて可。
だって、人は、世界は、すべての要素で出来てるんですから。これは良くてあれは駄目なんてあるはずないじゃありませんか。すべてが可です。

だから絶対的に安心なんですよ、世界は。


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