瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

#238

2015-05-18 19:21:26 | 考える日々
ま、漠然と人間は動物として、というか生命体として弱体化しているような気もするのだけれど、だからといってなんとかすべきだとは思わないのよね。

今の子供は昔の子供に比べて体格はいいが運動能力は落ちるとかなんとか、そんなことがニュースになったりするけど、どうでもいいね、そんなこと。ニュースにするのは危機感を煽りたいんだろうけど、そのわりに政府がどうするでもないし、スポーツメーカーがどうするでもない。そんなこと報道してどうするんだろう。

なんだか話が逸れた。
昔と比べて落ちたっていうけど、じゃ明治の頃と比べたらどうなのさ。江戸の頃とは?
データないから比べようもないけどさ、たぶん時代が下るにしたがって落ちてんじゃないの。機械化された社会で生活してりゃ、運動能力は落ちるの当たり前なんだし。

なにを基準にするか次第でしょ。いつの時代だかにピークはあり、それと比べたらほかの時代はすべて運動能力低いんだし。

だからどうだっていいのよ。退化という進化だと考えて、別の生き物になりつつあるってことでいいじゃん。で、この別の生き物はどこへ向かってるのか考えるほうがあたしにはおもしろいね。

生命体として弱体化したら滅びるしかなさそうだけど、肉体的な弱体化が必ずしも精神的な弱体化をまねくわけでもないだろうし、だとしたら滅びる前にその精神はなにを産み出すのか楽しみなのよね。ま、その頃、あたし生きてないけどさ。

滅びるなら滅びるでトコトンまで行けばいいよ。中途半端なところで引き返したらつまらないじゃない。個人的には愚かしい方向へ進んでいるような気がしないでもないけれど、またそれも良しとしよう。
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