箸休め（かしら、かしら、冬鬱かしら）

だいたい「少女革命ウテナ」のノリでタイトルをつけておいて、冬鬱のわけがないよね。
でも、とにかくなんにもやる気が起きないのよ。布団のなかで過ごしてる。といって寝ているわけでもなく、ただぼんやりしている。疲れているのだと思っていた。だけど冬鬱ってこともあるのかなト。

今季はココア（つまり甘いもの）を身体は欲しがらないし、眠くて仕方がないってわけでもない。だから冬鬱のことはまったく考えもしなかったけど、こうなんにもやる気がしないんじゃ、冬鬱を疑いたくもなる。
でも日常生活に支障を来たしているわけでもないから、やっぱりたんなる疲れなんだろうね。疲れがとれれば、何かしたくもなるだろう。冬鬱なら冬が過ぎればなんとかなるはずだし。立春はすぐそこ。夜明け前の星空にはさそり座も見えるし。ま、いくらなんでも気分を夏までもって行くのは無理があるので、目を転じて春の大曲線を見上げて、もう春だと言い聞かせることにしよう。梅だってもうじき。梅は咲いたか桜はまだかいな。しばしの我慢である。
ああ、あたしもムーミンのように冬眠ができればねえ。春を待ち焦がれることもなく、目覚めれば春というすばらしい時間移動が実現するのに。ま、つらい時間を過ごしてこそ、それを乗り越えたあとにくることがたのしいってこともあるから、あんまりいいとこ取りばかり考えるのも、何事につけつまらなくさせるだけか。味わい深さがなくなってしまう。冬に目が覚めてしまったムーミンは結構たのしそうだったしね。自分に都合のいい展開ばかりでは、ただでさえ怠け者なのにますます怠け者になってしまうしね。適当に負荷もかからないとアホになる。この世は天国じゃないからこの世なんだし。

たんに春が待ち遠しいって話なだけだったんだけどなあ。相変わらず書いているうちにおかしな展開になってきてしまった。尻切れトンボ気味だけど、今回はこんなところで。