【今週末はどこに行こう?】今週末行きたい 展覧会・イベント

今週末行ける、オススメの展覧会やアートイベントをご紹介しています。
(関東地方・現代アート中心です。)

展覧会・イベント ひとこと感想。【2015年11月】

2015年12月11日 | アート・ひとこと感想

(写真は鴻池朋子さんの「根源的暴力」。最終日に駆け込みでしたが、行けてよかったです。)

 

今月は仕事で行きたい展覧会もあまり行けなかった…と思っていたのですが…振り返ってみると結構出かけてました^_^;
ブログは全然更新できておらず(*_*) 来月はもうすこし書きたいです…

感想はtwitterもしくはartueに書き込みをしたものです。twitterには写真も載せています。
(こちらの記事に使用させていただいている写真は展覧会HPからお借りしました。) 

 

151102(Mon) 六甲ミーツアート

「六甲ミーツ・アート、安藤忠雄さん建築の「風の教会」での八木良太さんのサウンドインスタレーション作品がとても良かった!座る場所によって音の聴こえ方が違ってくるから、座る場所を変えて何ループも聴き入ってしまいました。」

「六甲オリエンタルホテル内での淀川テクニックの展示も素敵でした。廃墟となったホテルの中に残されたものを見つめているうちに、池に映った風景とか建物の陰でしたたる雨の音とか、建物に残された色々なものに気づく作品。」

「六甲は霧がすごすぎて、観たかった作品も見切れずに退散(*_*) 代わりに兵庫県立美術館へ。この日は休館日だったけど、ヤノベさんのサン・シスターは観られました(*^_^*) 夕方、刻々と表情が変わっていく様子が素敵でした。」

151107(Sat) 「淺井裕介ー絵の種 土の旅」@彫刻の森美術館

「箱根彫刻の森美術館の「淺井裕介 ー 絵の種 土の旅」。箱根の土を使った泥絵、部屋いっぱいのマスキングプラント、それを融合した巨大な立体作品は圧巻でした。写真もOKなのが嬉しいです^^」

「「淺井裕介 ー 絵の種 土の旅」の中にある「展覧会のためのアトリエ」がとても素敵でした。展覧会の構想や下絵、小さな作品に、土の色見本。画集やおもちゃや昆虫、大量のマスキングテープの芯も… 見ているだけでわくわく。」

「「淺井裕介 ー 絵の種 土の旅」の図録を購入すると、好きな場所にスタンプを押させてくれるという嬉しい特典が♪ 彫刻の森美術館限定のマスキングテープもあったので、六甲に引き続いて購入^^」

(blog:「土・植物・動物…めぐる自然の力を感じる ー「淺井裕介ー絵の種 土の旅」@彫刻の森美術館)

 

151108(Sun) 栗林隆 個展「Deadline」@ART FRONT GALLERY

「ART FRONT GALLERYでの栗林隆さんの個展「Deadline」。原発をテーマにしていることもあって、その主張に対して感じることは人それぞれかもしれない。でも、この個展を構成している 「3つのレイヤー」のひとつひとつに気づいた時に、思わずどきっとしてしまうような作品。」

151114(Sat) ローラン・グラッソ展「Soleil Noir(黒い太陽)」@銀座メゾンエルメス フォーラム(銀座)

「歴史をねつ造しているようにも見えますが、それぞれのテーマは史実や伝説のリサーチに基づいたものであったり、造形は実在する遺物になぞらえたものであったり… どこまでが”本当”でどこまでが”作り話”なのか、そもそも何をもって”本当のこと”と言えるのか?と、見終わった後も、もやもやと考えてしまう展示でした。」

151114(Sat) 銀座メゾンエルメス ウィンドウ「めぐるめぐる 2015.6.25~7.31」秋山さやか

「銀座エルメスの秋山さやかさんによるディスプレイ。一ヶ月毎日銀座に通って自分に宛てた手紙と、紙への刺繍によるインスタレーション。積み上げた手紙の量と手紙になされた刺繍の密度が、作品のためにこの街を高密度に観察したことを表しているよう」

151114(Sat) 字字字 大日本タイポ組合 @ギンザ・グラフィック・ギャラリー(銀座)

「先週伺ったギンザ・グラフィック・ギャラリーの「字字字 大日本タイポ組合」。作品も”字”!ベンチも”字”!案内板も”字”!の字づくしの会場。文字が解体され、様々な方法で新しい文字に組み立てられていくのが面白い展示でした。」

151114(Sat) 小沢剛展 帰って来たペインターF @資生堂ギャラリー(銀座)

「どこまでが”現実にあったこと”でどこまでが”フィクション”であるのか分からなくる、という点で同様なすっきりとしない展示。ただ、小沢剛さんが描かれた「ペインターF」のドローイングと、それをもとに別のアーティストが描いた大きな油彩画を見比べてみると、同じ絵を描いているはずなのに少しずつ印象が異なっており、仮に”史実”と言われることであってもそこには必ず誰かの視点や編集が入っていて、”現実”と”フィクション”は完全に切り分けられないものなのかもしれないと感じました。」

151114(Sat) 日産アートアワード2015 ファイナリスト7名による新作展 @BankART Studio NYK(馬車道)

「横浜で開催中の日産アートアワードに伺いました。7名の日本の現代アーティストの新作のそろった展示。驚くほどに繊細な作品や、綿密なリサーチのなされた作品など、じっくり時間をかけて何度も見たい作品でいっぱいでした。」

「岩崎貴宏さんの作品は、髪の毛でつくられた”現代と過去の広島の風景”や、戦時中の歯ブラシの繊維でつくった電波塔の作品など。とても細かい仕事の美しい造形に驚いた後、その中に込められた意味を考えさせられる作品でした。」

「毛利悠子さんの作品は、駅などで日用品を用いて水漏れの応急処置をしている様子をモチーフにした作品。垂れてくる水滴が日用品をつたって様々な音を奏でたり車輪を回したり…場所によって様々な音の風景が見えてくるのが面白い」

「久門剛史さんの作品は、見慣れた日用品と聞き慣れた日常の音の”組み合わせ”を変えることで幻想的な世界をつくり出している作品。時計の針をじっと見つめたりその音に聴き入ったり…小さなことの中にはっとした瞬間がある」

(blog:日産アートアワード2015 ファイナリスト7名による新作展 @BankART Studio NYK(馬車道))



151122(Sun) ワイン展 -ぶどうから生まれた奇跡-@国立科学博物館(上野)

「リニューアルした国立科学博物館の地球館面白かった~!”教える”っていうよりも、”見せる”ことが中心になっている感じでした。すぐに解説にはたどり着けなかったりするけど、例えば海外の人とかが来ても楽しめるのかも。」

「科博の「ワイン展」は、ワインの作り方からボトルやグラス、ラベルについてまで広く浅く見られる展示。容器の歴史に関するウェイトが大きく感じられたので”科学博物館の展示”を期待しているとちょっと物足りない感じも。香りの展示が面白かったです」

(blog: 「ワイン展 -ぶどうから生まれた奇跡-@国立科学博物館(上野)。)

151123(Mon) ジョン・ウッド&ポール・ハリソン-説明しにくいこともある @ICC(初台)

「ICCのジョン・ウッド&ポール・ハリソン展。「なんじゃそりゃ?!」とツッコミを入れたくなるようなパフォーマンス映像の数々に思わず笑ってしまう(*_*)でも常識と違う組み合わせや動きを見ていると、なんだかその一瞬にだけ存在する彫刻を見ているような気分になってくるから不思議。」

151123(Mon) オープンスペース2015 @ICC(初台)

「ICCではオープン・スペース2015にも。今年も面白い作品がいっぱい^_^
特に高谷史郎さんの作品が好きでした。静かな作品だけど、ゆっくりと時間を積層してひとつの静止画の中に固定していったり、逆に固定した時間を繊維のようにほどいて行ったり。なんだかタイムマシンのような作品でした。」

151123(Mon) ひびのこづえ「心を優しくする贈り物」@池袋西武

151123(Mon) 池袋エルメス ウィンドウ 岩崎貴宏

「池袋エルメスの岩崎貴宏さんのディスプレイ見てきました。
先日トークで繊維から作品を作るきっかけが「″あやとり″で糸から橋などの建造物が自在に作り出される様子が面白かった」とお話されていましたが、その様子を形にしたような作品があって素敵でした。(残念ながら写真はNGでした>_<)」

151128(Sat) 日産アートアワード2015 ファイナリスト7名による新作展 @BankART Studio NYK(馬車道)(2回目)

 

151128(Sat) 鴻池朋子展「根源的暴力」@神奈川県民ホールギャラリー(日本大通り)



人の行う様々な活動、例えばすべての創作活動が自然に対しても暴力になる、そんなことを作品で見せつけられた展覧会。生き生きと幸せそうな動物たちや、血液が流れる様子も想像される水流の絵が描かれているのは、丸々1頭の牛の革だったり、鳥の剥製だったりするのだから。
見ていて心地のよい作品ではありませんでしたが(むしろ辛かったけど…)行って良かったです。 


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