今年のミラノサローネに出展され、「Best Entertaining賞」と「Best Sound賞」の2部門を受賞した、インスタレーション『LIGHT is TIME』が表参道のスパイラルで11/28まで展示されています。
吹き抜けのスパイラルガーデンの屋上から降り注ぐ光のシャワー。
このきらきらとした光の正体は、腕時計の基盤部品である「地板(ぢいた)」。こんな驚くほど精密なパーツが6万5千個(ミラノサローネでは8万個!)も使用されているそうです。
「光と時」をテーマとしたインスタレーションでしたが、時を忘れて見とれてしまう美しさでした。
このインスタレーションを手がけたのは、パリを拠点に活躍する建築家・田根剛氏さん(DGT)。
『LIGHT is TIME』以外にも、シチズンの精密な時計の製造行程を示した『Manufacture d'horlogerie』という映像作品も。
こちらでは、微細なパーツが美しく展示されていました。
これがミラノサローネのアワードで受賞したトロフィー。木馬のようなトロフィーなんですね。かわいい。
『TIME EVOLUTION (時間の樹形図)』という、ビッグバンからの時間の概念の発生や計測方法を追った科学館のような展示も。”時間”という概念がいつ発生したのか、なんて、とても興味深いおはなし。
樹形図は、シチズンの製品へと続きます。
こちらは1993年に開発された初めての電波腕時計。大きなアンテナが文字盤に埋め込まれたもの。ここからどんどんと進化して行く様子がみられます。
シチズンの時計とともに、地球の自転と同じ早さで飛行機で飛び、夕日を追いかけ続ける(!)という面白いプロジェクトの映像も展示されていました。
■DATA■
会期:2014年11月14日(金)~28日(金)
11:00~20:00 会期中無休
会場:スパイラルガーデン
入場料:無料
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