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弦の張替え スピロからエヴァへ 2

2022年11月09日 | アート

エヴァ・ピラッツィの飾り糸。緑色の落ち着いた印象の色ですが、音は明快に大きく素直な感じがします。


期待のエヴァ・ピラッツィ。チューニングが済んで最初に弾いた印象は、「明るい音」です。それからほぼ1か月近くが経ちました。弾いているうちに次第に大きい音が出るようになりました。楽器全体が震えるのが分るほどです。こういうことは以前はありませんでした。
C線の大きく深い音、A線の彫りの深い表情、G線は、やや金属音があるものの気になるほどではありません。全体的には、現代的で明るく大きな音で、多少の金属っぽい面もあるものの、ガサつかずあっさりとしたところがよい感じです。

そして、スピロコアとは明らかにキャラが異なる音です。あくまでも大らかに外に向かう音と思います。柔らかくニュアンスに富む音、どちらかというと渋い音を追及していた私としては異なるベクトルを選んでしまったかな、という部分も無きにしも非ずです。(技術を度外視した感想です)
実は、今回は弦に加えて弓も変えました。ようやく、念願の新しい弓を手に入れたのですが、その要素も加わるので正確には判断ができません。今後の変化を待ちましょう。

それでも、このチェロとともになんとかここまでやってきたので、新しい弦と弓で「新展開」もありかな(笑)という心境になり始めています。実際、弦のジャケット裏に書いてある"I'm so happy I can't stop playing"という文句もあながち大袈裟ではありません。この頃は、あまり好きでなかったスケール練習も苦にならなくなりましたし(笑)。
気に入らないから買い換えなんてできる価格帯の弦ではないので、音の傾向問題は棚上げしておき、しばらくはエヴァ・ピラッツィの音を楽しんでおこうという気持ちになってます。 
(おわり)

Nikon Z 6 / NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3



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