ぶどう狩りバスツァー

　夏の最後のイベントとして、初めて夫婦そろって、ぶどう狩りのバスツァーというものに参加した。
　早起きして集合場所に向かう。参加者は若い人は例外的で、多くは中年以上、私たちのような、相応の年齢だ。そして、ほとんどが女性。

　出発後、すぐに中央道の大渋滞に巻き込まれた。ブドウ園に着いたのは、すでに１時過ぎ。ここでは、私たちは、次の「松茸フルコース」を考慮して、一房だけ分け合って食べた。そして、満を持して本日のメインに向かったのである。

　ところが、朝の渋滞で、多くのバスが遅れて甲府に到着した結果、昼食会場にバスが集中し、食堂の配膳が全然間に合わない状態が生じていた。各バスの乗客は、準備が整うまでの長い間、ひたすら順番を待つことになった。予期せぬ空腹地獄。我々一行がマツタケご飯にありついたのは、何と3時を過ぎていた。ああ、もっとぶどうを食べておくのだった（笑）。

　今回は、初めてのバスツアー参加で、いろいろと教訓とすべきところが多かった。旅行と言えば、電車やクルマ、バイクの経験しかないので、団体行動の精神が欠けていた。他の皆さんは、現地や休憩場所で要領よく行動されていたのに、出発時間ぎりぎりに戻ってくる常習者が我々であった（笑）。予定表も見ていないので、先が読めず、我々だけミステリーツァー状態。

　まあ、ツァーは、非日常、お任せ気分で参加したわけだし。ハプニングも旅の思い出だろうし（笑）。ただし、老後を楽しく過ごそうと思ったら、逞しさを身につけないといけないなあ、と悟った一日であった。

Nikon D7100/AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6 G VR II