International Herald TribuneのMEANWHILEというコラムは文学的で難しいのでいつも飛ばしているのだが,29日付のLearning to play second fiddleという記事は面白かった。
ビオラ・ダ・ガンバを弾く夫に妻が嫉妬するという内容なのだが,導入部はチェロ同様,楽器を女性に例える神人同形説(正確には「チェロ=人似ている説)から。すぐに愛人はビオラ・ダ・ガンバと判明するのだが,マサチューセッツの古楽器事情やアマチュアの実態が述べられて面白い。
後半はその愛人に強く嫉妬する作者の感情が述べられるのだが,弦を切ってやろうか,弓を折ってやろうかと結構激しい(笑)。あまりに練習にこもっていると何をされるか分からない。破綻しないように気を付けよう(爆)。
ビオラ・ダ・ガンバを弾く夫に妻が嫉妬するという内容なのだが,導入部はチェロ同様,楽器を女性に例える神人同形説(正確には「チェロ=人似ている説)から。すぐに愛人はビオラ・ダ・ガンバと判明するのだが,マサチューセッツの古楽器事情やアマチュアの実態が述べられて面白い。
後半はその愛人に強く嫉妬する作者の感情が述べられるのだが,弦を切ってやろうか,弓を折ってやろうかと結構激しい(笑)。あまりに練習にこもっていると何をされるか分からない。破綻しないように気を付けよう(爆)。
ああ,そうか。私の早ガッテンもあります(得意です(笑))。弓を持つ方の手の力,手力(笑)。。。いや,弓圧か。う~ん,それは力を抜いた方がいいでしょう。最小の力で最大の音,というのが理想(かも)。手(腕)の力が最適化されたとき,弓が弦に吸い付き弦が適切な振動数となり,さらにチェロ全体が共鳴する。。。理屈はシンプルなんだけど(笑)。。。
言葉が足りませんでした。
弓で弦を押さえつけるように弾くクセを矯正されています。
肘から先の力が抜けない。
腕の重みで引くということができないため、力任せに弾いてしまいます。
それであのようなやり取りに。(笑)
随分,控え目な先生ですね。相当汗をかいていたのではないですか(笑)。
それほどチェロ系の楽器は女性に例えられる(例えられやすい?)。どうしてだ?これは洋を問わない。このIHTの記事が動かぬ証拠!と言ってももともと西洋音楽だし(笑)。。。最初にチェロ(ガンバ)を弾いた(構えた?)女性は偉大。
もっとも,ドイツ語のチェロは中性。ちょっと愛着が減るな(笑)。。。
ところで,弦は強く押さえた方がいいのではないかなあ。正しい位置に限るけれど(笑)。私は音がするまで強く叩けと教わっています。
(それにしても,チェロに関わらなかったらanthropomorphism(神人同形,擬人化)などという難しい単語は覚えもしなかっただろうなあ。。。)
「ひなげしさんは大きな音を出そうとして弦を押さえつけすぎですね。それを直すには、感覚的には・・・・・うう。あの、言おうかどうしようか迷ってるのですが・・・・・」
「どうぞなんでもおっしゃってくださいまし」
「ほら、ドイツ語では城とか楽器は女性名詞でしょ。」
「は?」
「よく考えられてるなあ、と思うんですが。ぼくら男性はそれを聞くと安心するのだけれど、落ちない城はないからか、とか。」
「(ぷぷっ)先生、ドイツ語では女性名詞でない単語のほうが少ないんですよ!性は結構てきとーにつけられているみたいです。」
「なんだ。(がっかり)じゃなくて、もっと優しくチェロを扱ってね。(汗)」
というやり取りがありました。
爆笑。