入院は三泊四日。
4日間の絶食のあと、土曜日から五分粥食をコワゴワ始めたところ、どうにか大丈夫そうであった。
入院中は1日1500mlの輸液を数時間かけてやり、それに朝昼晩の抗生物質点滴と朝晩の胃薬注射のおまけつき。
ずっと使っていた点滴ルートがそろそろ潰れそうになってきたのと、新たなストレスも加わり始めた感じがしたので、静かな日曜日のうちに退院することにした。
ストレスを減らすためという目的もあった今回の入院であったけれど、値段の高い個室に入れられたものの、意外や色々な騒音が気になり、点滴のせいでトイレの回数も多く、夜は不眠という状況。
あれ以上入院していたら新たな病気を作りかねないと感じた。
患者の立場になるたびに、新たな発見がある。
今回も、色々と気付かされたことがあり、自分の職場だけに、どうにか良いフィードバックのしかたができないだろうかと考えている。
「ずいぶんと、とられたな・・・」
今日、会計を済ませた患者さんが、明細書を見ながらつぶやいているのが聞こえた。
個室代は医療保険外であるけれど、それを別にしても、栄養のないただの水と安い抗生剤を数日点滴しただけの入院に、帯が1本買えるくらいのお金を医療費として支払った。
これが、手術だ、抗がん剤だということになったら、もっと大変な額になるわけで、その大部分を国が補助しているのだ。
健康であることは自分のみならず、この国を助けることにもなるのであるということを、今さらながらに一国民として実感した次第である。
胃カメラをしてみたらば、期待に反して、中は至極きれいであった。
ということは、胆嚢のはたらきが悪くなっていて炎症を起こした可能性があるということで、原因は色々あるらしいが、主治医は言葉を濁したが、「加齢」もそのひとつであるとのこと。
「生活に支障があるようなら、取っちゃったほうがいいですよ」
外科医は手術で取りたい感を隠さない。
いやいや、であるならば、若返りをはかってみようじゃないかと思っているところである。
幸い、この1週間で体重が2.5kgくらい減っており、このまま健康少食に慣れさせて、健康理想体重までもっていこうかと企んでいる。
仕事は今週は最低限に控えている。
「明日は出勤しなくていい」と考えるだけで実際に調子がよい。
これって果たしてどうなんだろう?って思うけれど、ひょっとしたら、自分にもっと正直になるべきなのかも。
やっぱりどこかで無理してるのかもね。
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