かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

真岡木綿

2017年02月18日 | KIMONO

春一番が吹いた昨日、講演会に出かけた。

単衣の伊兵衛織がちょうどいい気温。

市民会館での講演だから、帯は名古屋帯。
禁煙の話だから、全体に明るい雰囲気になるように心がける。

禁煙の話とはいっても、相手は地域で健康対策にあたっている方々であるというから、喫煙防止教室の紹介を軸にして、現代の喫煙を取り巻く問題について考えていただけるような内容にした。




講演を行った地は、明治末期まで木綿織物の産地として有名だった。

いわゆる白い晒し木綿の全国シェア60%を占めていたそう。


一度衰退したのを、復活させて頑張っている人たちがいる。

綿花から糸を紡ぎ、染色し、織るまでの工程をすべて一人で行う。

5年かけて全過程の研修を行っているのだそう。

たくさんの織り機が並んでいるのを見たら、ラオスを思い出した。

現代では、縞や幾何学模様などを織り込んだ製品をオーダーに応じて作っているのだそう。

反物の値段は10万円くらい。

布地は比較的地厚。
横糸が手紡ぎ糸だから、洗うごとにほんわり柔らかくなるのだそう。

帯にしたら良さそうなのがあったなあ。

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