かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

お別れコンサート

2009年05月30日 | おんがく
同僚の外科医H子ちゃんもチェロを弾く。
初めて一緒に弾いたのは3年前の院内忘年会。
新院長の提案で初めて企画された出し物コンテストだった。

ワタシが病院内で撮りまくった色々な職種の人たちの笑顔のスナップ写真をスライドショーにして、それをバックに、同じく外科医のN先生のピアノ伴奏でH子ちゃんとデュオを組んでエーデルワイスを演奏した。

病院というところには、直接患者さんと接する医者や看護師以外にも、たくさんの人たちが働いている。
ラボで働く技師さんやメッセンジャーといわれている院内の運び屋さんたち、掃除のおばちゃんやボイラー室のお兄ちゃんたち…。
そういう裏方さんたちの笑顔と、白衣を脱いでロングスカート姿になったアタシたちの演奏のコラボレーションは意表をつき、我ながら素晴らしい出来だった。
その証拠に見事、院長賞の栄冠に輝き、いただいた豪華賞品は3人で山分けした。

H子ちゃんはワタシとは違い、当地とは遠く離れた場所の大学から、3年契約で研修に来ている若手外科医。
卒業して数年、しばらく楽器に触っていなかったが、あの忘年会がきっかけとなって忘れかけていた音楽への情熱にまた火がついた。
忙しい合間をぬって個人レッスンにも通い始め、何度かワタシのオケで一緒に演奏もした。

その彼女が、大学の都合で契約よりも半年早く研修を切り上げ、転勤するかもしれなくなった。

来春転勤するときは、お別れコンサートと称してまたデュオをやろうかと漠然と話をしていたが、いよいよ本格的に事を進めなければならなくなった。

こんどは正統派でいこうと思っている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イ・ビョンホン | トップ | アナログな部分 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

おんがく」カテゴリの最新記事