1学期に喫煙防止教室を行ったJH小学校4年生。
「夏休み中にお答えをお願いします」と、子供たちからの追加質問が送られてきたので、返信。
締め切りはきちんと守るところは、子供の頃と同じである。
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① タバコの煙は,どのくらい換気をすれば飛んでいくのか?
タバコの煙を部屋から追い出すために、どのくらいの時間をかけて換気をすればよいのか?
この答えは、部屋の広さやまどの大きさ、かんきせんがあるかないか、その時の湿度、風がふいているかどうかなど、色々な条件で変わりますので、ひとことではいえません。
タバコのニオイがしなくなったかどうかが、一番あてになるかもしれません。
でも、ニオイをかいで調べるということは、毒ガスをかぐことになるので、あぶない調べ方ですね。
受動きつえんや3次きつえんをしないためには、「部屋の中ですうのはぜったいダメ!(屋内完全禁煙)」というのが一番よい方法です。
② タバコを吸って,肺や脳,歯以外に悪くなるところはあるのか?
ぜんぶです。タバコの煙は、血液の中にとけこんで、全身をまわりますから。
③ ニコチン依存症は,薬なしでも治すことができるのか?
できます。
吸っている人は、たばこの煙をくさいと思っていません。でも、タバコを吸わずにすごしていくうちに、くさいと感じられるようになったら、依存症がなおった可能性が高いです。
せっかくやめても、また吸い始めてしまわないために、タバコの本当の話を勉強することも大切です。
④ どうして体に悪いタバコを売っているのか?
いくつか理由があります。
・これまで、タバコの本当の話が知られていなかった。
・国に税金が入る。
・タバコを吸う人は依存症にかかっていて、あきずにずっとタバコを買い続けてくれるので、もうかる。
⑤ タバコに含まれるタールのどろどろは触るだけなら害はないのか?
いいえ、害があります。
皮ふからニコチンが吸収されて、めまいがする、おなかが痛くなる、げりをする、けいれんする、気をうしなうなどします(急性ニコチン中毒)。
また、ずっとタールをさわり続けていると、皮ふにがんができるキケン性があります。
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