かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

プレゼント

2024年04月30日 | おんがく
マスタークラス前半が終了。

泊まりがけで2日連続でレッスンを受けた。

今回泊まったホテルは2月に予約。

「私どもの都合で、広い角部屋のおへやをご用意させていただきました。車椅子でも入れるようにトイレと洗面所が一緒になっているのですが、ご了承ください」

ホテル側の都合って、よくわからないけど、チェロを弾く充分な広さがあり、海も見える眺めのいい部屋で、ラッキー。

肝心のレッスンはというと、初回の弾きとおしでは、ピアノに圧倒されて、力みすぎで、音がギンギンしてた。

なぜかわからないけど、弓が駒近くになりすぎ。

「たいていの人は指板寄りになってしまうのに、珍しい。プロっぽいです」

重力に負けて右腕が下がってしまうのか?!

弓を傾けすぎな傾向があるのと、弓をもっと張ったほうがいいことを指摘された。

曲の解釈はほぼOK.

通して弾くと、3曲目は左手が疲れてきてしまう。
速度を自分の弾ける範囲にコントロールできない。

もちろん、ソリストである私が弾きたいように、速度もピアニストのほうが合わせてくれるはずなのだけれど···
ピアノに合わせようと、気をつかってしまうのか???
自己主張をもっとしたほうがいいよな···


先生は開口一番「いい曲を選びましたね」と言ってくださった。
難しいけど、弾いていて楽しい。

「シューマンはこの曲をクラリネットのために書いたので、チェロでは弾きにくいんです」

「焦ってしまうようなところでは、クラリネットを吹くように息継ぎをするといいですよ」

2曲めの最後は弾いていてしっくりこない。
色々な版が出ていて、音を延ばすだけのバージョンもあり、そのように弾いているチェリストのほうが多い。

「でも、シューマンがチェロのために書き下ろしたんですから、シューマンからのプレゼントと思って(頑張りなさい)」

ちなみに、デュプレは、このプレゼントバージョンを弾いている。


夕べは疲れて早く寝たのに、今朝はからだが痛くて、頭痛もひどく、仕事を休んだ。

レッスン部屋がかなり冷えていたのと、ストレスが思っている以上にかかっているのかもしれない。

職場に休むことを連絡してから、目と頚にホットパックをして、ジンジャーカモミールティーをのんで、2時間ほど二度寝をしたら、だいぶよくなった。

今日はWowowで「CSI」をずっとやってて、嬉しい。


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