自宅マンションの隣に住んでいるのは、若いご家族。
今日は仕事に行かないと決めたので、ベッドでうだうだしていると、下のお嬢ちゃんの登校時間になったようで、玄関先での母娘の会話が聞こえてきた。
「わあ寒い! お洋服着ないと出られないわ! でもきっといい日になる!うん。」
相変わらず舞台女優みたいな喋り方をするお母さんなんである。
「ママ、おうちに入って!行ってきまーす!」
小学校入学したのはいつだったっけ?
次女ちゃんも、いつのまにかずいぶん大きくなった。
「いってらっしゃーい!気をつけてね~!!」
この舞台女優ママのいってらっしゃーいは、すごく心がこもっているように聞こえる。
声だけ聞いていると、港を離れる船に乗っている家族を、大手を振りながら見送っているかのような、行ってらっしゃいなんである。
お嬢ちゃんが小学校に行き始めた頃は、もっと劇場型だった。
「車に気をつけるのよー」
「わかった~。行ってきまーす!愛してるよー」
「ママも愛してるよー」
今日は休むつもりでいたわけではない。
特に体調が悪いというわけでもない。
でも、昨日の自分は、いろいろちょっと頑張ったので、少し疲れを感じている。
運命を自分の力で、いい方向にちょっと動かした、と思う。
だから、目が覚めたときにふと考えたんである。
1日早く週末にして、自分を休ませてあげてもいいかなと。
こういう自分の「勘」が働いたときは、素直に従うほうが、健康にいいと思うのだ。
これまで多くの場面で、この授かりものである「勘」を無視してしまっていたように思う。
その結果、自身の内外バランスが崩れ、免疫力を低下させてしまったのではなかろうか?
これからはもっと自分を信じて、理性よりも本能で行動するように心がけよう。
本来の私の野生を取り戻す時なのだ。
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