帯を少し整理しなければと思っている。
肩の痛みは関節注射と自己リハビリと気候のおかげでだいぶ良くなったが、完全回復しない可能性は高いし、このまま年をとっていけば、名古屋帯を気楽に絞めるという機会は一層減るような気がする。
なので、半幅帯に仕立て直すのがよさそうなものは、そのようにしたい。
できれば数自体をもう少し減らしたいと思っている。
アンティークものや銘仙などに惹かれた時期があって、その頃手に入れた劇可愛い染め帯を、先日思い立って解いた。
解いてみれば、長年蓄積された埃がパラパラとこぼれ落ち、芯は触るのもはばかれるような汚れ具合だった。
しかし、丁寧な手縫い仕立てがされており、布の端に押された印を見ると、京友禅の文字。
ひょっとすると仕立ても京都なのかもしれない。
芯は再生不能と判断。
こんな汚れた帯を喜んで締めていたかと思うと、一瞬背中がぞわぞわした。
帯地のほうは、おしゃれ着洗いで手洗い。
水が染料と汚れでかなり色づき、洗い終わって浴室に干した時には、帯だけでなく、私の心もスッキリきれいになった!
さて、すっかりきれいになった君は、また帯として生きていきたいのかな?
アイロンがけしながら、ゆっくり相談しようね。
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