ドイツで小学校の先生をやっているEが、「日本アゲ」という名前のクラブを立ち上げた話の続き。
アドバイスに従って、メンバー募集ポスターにピカチュウとゴジラのイラストが付け加えられた。
ゴジラといえば、先日、友人からのリクエストでポーランドに絵葉書を送ったばかりである。
「ゴジラの絵を切り抜いて貼っていたら、子供の頃のことを突然思い出したんだよ!」
ゴジラのことはよく知らないと言っていたEであるけれど、とても小さいころに、ゴジラのフィギュアで友達と一緒に遊んだときのことを思い出したのだとか。
「そのフィギュアは自分が持っていたのか、それとも友達のものだったのかは覚えていないんだけどね」
私は2-3歳の頃のこともよく覚えているが、Eは子供の頃の記憶があまりないのだそう。
しかし記憶というのは、自分自身によるものだと思っていても、実はそうではないこともあるかもしれない。
子どもの頃は祖母が時々「赤ちゃんの頃は、よく〇〇していたんだよ」とか、「〇歳の頃、こういうことがあったんだよ」といった話をしてくれていた。
だから、小さいころに聞いた他者による思い出話によって、記憶が後付けされた可能性もある。
「ゴジラの背中のギザギザの感触まで思い出したよ!」
いずれにしても、脳の引き出しの中から、子供の頃の記憶がひょっこり出てきて、Eはすごく嬉しそうだった。
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