かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

着物フィーバー

2011年02月05日 | KIMONO
最近のマイブームは、なんといっても「着物」。

趣味的着物の本や雑誌もよく眺めているし、ネットの閲覧履歴では、リサイクル着物ショップが名を連ねている。

そんなふうにしていたら、色々なことに気づいた。

リサイクル着物、特にワタシが好きな小紋は数千円から2万円台というのが相場のようである。
着付けの練習用に8千円台で1枚購入したが、正絹で特に汚れもないので、そのうちお出かけに着てみたいと思っている。

若いお嬢さん向けのリサイクルショップだと、身丈が160cm台のものが多く、ワタシには大きすぎて、それだとうまく着付けられない。

先日、講演に出かけた街でたまたまアンティーク着物ショップを見つけたので、ひやかした。
「銘仙」といわれるアンティーク着物が何着もたたまれた状態でハンガーに吊りさげて売られていた。
昭和の時代の小柄だった人たちが着ていたものなので、ちょうど良いサイズばかりが揃っていて、とても嬉しくなった。

しかしそれにしても、やけにガタガタとうるさい音のする店だなと思っていたら、店の2階は工房になっていて、古い着物をドレスなどにリフォームしているのだという。
音はミシンの音だった。
実に楽しい店だった。

本やネット、店に出かけては色々な着物や帯を眺めていたら、自分はどんなデザインが好みなのか、どんなものが似合うのか、というのは、着物も洋服も変わりはないのだなということに気づいた。
考えてみれば当然のことのようであるが、なにせ着物というのは今までは(おそらく、自らその魅力に目覚める以前は、多くの家庭の女の子たちがでそうであるように)「母親が娘に勝手に買って与えるもの」であったから、洋服とはまったく別ものとして考えてしまっていたのかもしれない。

ワンピースを買うのと同じ感覚で、ネットで気軽に楽しく安く着物が買える時代になってくれてよかった。
こうなると、ますます、タンスを整理しなくてはいけないなあと思う(笑)。
着物姿でチェロも弾けないものだろうか?

以前、ヴェネツイアで初めてひとりで(曲がりなりにも)着物を着て演奏会に出かけたとき、外人に「Oh、KIMONO!GEISYA!」と人だかりができるほど騒がれるかと期待していたのであるが、意外や周囲の人の反応はクールで、ちょっと残念だった。
今考えるに、あの時の東レの洗える着物は、クリーム地に淡い朱色の模様の小紋風だったので、おそらくイタリア人の目には地味に映ったのかもしれない。

そのうちきっと、リベンジしてみせるぜ♪





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