邪気払い

午前中に小児のワクチン接種仕事を終え、久しぶりにお気に入りのカフェレストランへ行った。

小さな店で、女店主がひとりで切り盛りしている。

からだを労わる感満載のメニューで、窯で焼いたピザが美味しい。

１３時ころであったけれど、４０代女性二人の先客あり。

ふたりは同じ会社で働いているようで、とにかく喋りまくっていた。

聞きたくなくても、小さな店で、小さくない二人の声のせいで、すべて聞こえてくる。

内容はといえば、社内人事のこととか、 仕事のできない年下社員のこととか、すべてが文句ばかり。

そして、自分たちがいかに有能であるかを称えあっていて、なんだかとてもいやな気分になった。

食事しながらのお喋り攻撃に対しては、先月打った５回目のワクチンで作られた抗体が防御してくれると信じ、彼女たちのなかの邪気が乗り移ってこないように、気持ちでガード。

３年前のこの時期の地獄の記憶がよぎり、少し心が疼く。

でも、もうすぐ節分。

気を引き締めつつ、心穏やかに過ごしていこう。