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「紅茶とお菓子の甘い日々」

豊島園のカルーセル・エルドラド

明日の出張教室が急遽キャンセルになったので、今日は得した気分。
いただいた神様からのプレゼントだと思うと、
ぼんやり過ごすのがもったいないと思えてきた。
たまたま今日は私学の先生の勉強会で、学校がお休み。
子供たちを連れて豊島園に行くことにした。
豊島園は二十年以上も前、
祖母に連れていってもらった思い出深い遊園地。
ここには「カルーセル・エルドラド」という
年代物のメリーゴーランドがある。
係りの人に話を聞くと、自慢げに教えてくれた。
1901年にドイツで作られ、その後ニューヨークで50年間愛され、
1億円で豊島園が買い取ったという。
4千万かけて修繕したキレイな装飾や色使いも、
今はもう、だいぶくたびれ気味。
でも、天井の絵や馬の顔の表情は、
さすが100年の歴史の中で守られてきた優雅さを感じた。
くるくると回るエルドラドに乗りながら思った。
今日の日の思い出を大切にしよう、と。

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