「令和元年」
「5月17日(金)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「ナガサキアゲハ」
いよいよ
各種の蝶々が出揃う季節になりましたね。
蝶々は
たいていオスの方がキレイなんですが
ナガサキアゲハに関しては
メスの方がキレイなので
変わり者ですよね!
ナガサキアゲハ
(長崎揚羽、学名:Papilio memnon Linnaeus, 1758)は、
アゲハチョウ科アゲハチョウ属に分類される
チョウの一種。
東南アジアとインドネシアの島嶼から、
中国、台湾を経て日本まで分布する。
日本での分布域は
近畿以南から南西諸島までで、
日本では南方系の種類であるが、
江戸時代に九州以南に限られていた分布域は
拡大しつつある。
1940年代には
山口県西部や高知県南部、
1960年代には淡路島へと徐々に北上し、
21世紀初頭には福井県や神奈川県西部の太平洋側での
越冬が確認されている。
近年は茨城県南西部で2007年に多数確認され、
また栃木県南部で2009年に急増するなど、
関東北部での増加が顕著で、
さらに2009年には福島県いわき市で幼虫、
同県伊達市や宮城県名取市で成虫が確認されている。
こうした分布の変遷から、
本種は温暖化の指標種として注目されている。
成虫の前翅長60-80mmほどで、
日本産のチョウではモンキアゲハやオオゴマダラに並ぶ
最大級の種類である。
種類内ではメスがオスよりも大きい。
アゲハチョウ属の中では翅が大きくて幅広く、
後翅に尾状突起が無いことが特徴だが、
メスに尾状突起が現れる「有尾型」もあり、
台湾など多産する地域もある。
有尾型は日本国内でも九州南部などで稀に記録される。
また、
アゲハチョウ属の中では珍しく性的二形が顕著である。
翅のつけ根に赤の斑点があるのは雌雄共通で、
雄の翅はほぼ全体が黒く、
後翅の外縁にわずかに赤い斑点がある。
一方、
雌は後翅の中央部に白の細長い斑点が数個外向きに並び、
その外縁には赤の環状紋が並ぶ。
白色部は翅脈とその周辺が黒く、内側が白くなる。
オスはクロアゲハに、
メスはモンキアゲハに似るが、
尾状突起が無いので区別できる。
日本では
南の個体群ほどメスの白色部が広くなる傾向があり、
九州や沖縄では前翅にまで白い部分が広がる。
特に西表島の個体群は、
少数ではあるが翅全体に白い部分が広がることで知られる。
ただし台湾以南産の個体では
むしろ白くない傾向がある。
日本では、成虫は年3-6回、4-10月頃に発生する。
分布域では人里近くでよく見られる普通種である。
各種の花に飛来し蜜を吸う。冬は蛹で越冬する。
幼虫は
ナミアゲハと同じくミカン、カラタチなど
ミカン科の栽培種各種を食草とする。
若齢幼虫は
他のアゲハチョウ属と同様、
鳥の糞に似せた保護色をしているが、
あまり黒っぽくなく緑色が強い。
4齢幼虫の時点で全長3cmほどになり、
ナミアゲハの終齢幼虫とあまり変わらない大きさである。
終齢幼虫(5齢)は全長4cmほどで、
ナミアゲハに比べると明らかに大型である。
また、腹部背面に切れこむ斜めの帯が白く、
細かい網目状の模様になるのも特徴である。
@サイクルプラザ・イレブン@
●当店ホームページ
https://cycle-plaza-eleven.com
●サイクルプラザ・イレブン・Amazonマーケットプレイス店
http://www.amazon.co.jp
●チャーリー自転車・モバオク!店
https://www.mbok.jp/
●ブログ
自転車屋男2
http://blog.goo.ne.jp/charinko_2008/
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たいていオスの方がキレイなんですが
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メスの方がキレイなので
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(長崎揚羽、学名:Papilio memnon Linnaeus, 1758)は、
アゲハチョウ科アゲハチョウ属に分類される
チョウの一種。
東南アジアとインドネシアの島嶼から、
中国、台湾を経て日本まで分布する。
日本での分布域は
近畿以南から南西諸島までで、
日本では南方系の種類であるが、
江戸時代に九州以南に限られていた分布域は
拡大しつつある。
1940年代には
山口県西部や高知県南部、
1960年代には淡路島へと徐々に北上し、
21世紀初頭には福井県や神奈川県西部の太平洋側での
越冬が確認されている。
近年は茨城県南西部で2007年に多数確認され、
また栃木県南部で2009年に急増するなど、
関東北部での増加が顕著で、
さらに2009年には福島県いわき市で幼虫、
同県伊達市や宮城県名取市で成虫が確認されている。
こうした分布の変遷から、
本種は温暖化の指標種として注目されている。
成虫の前翅長60-80mmほどで、
日本産のチョウではモンキアゲハやオオゴマダラに並ぶ
最大級の種類である。
種類内ではメスがオスよりも大きい。
アゲハチョウ属の中では翅が大きくて幅広く、
後翅に尾状突起が無いことが特徴だが、
メスに尾状突起が現れる「有尾型」もあり、
台湾など多産する地域もある。
有尾型は日本国内でも九州南部などで稀に記録される。
また、
アゲハチョウ属の中では珍しく性的二形が顕著である。
翅のつけ根に赤の斑点があるのは雌雄共通で、
雄の翅はほぼ全体が黒く、
後翅の外縁にわずかに赤い斑点がある。
一方、
雌は後翅の中央部に白の細長い斑点が数個外向きに並び、
その外縁には赤の環状紋が並ぶ。
白色部は翅脈とその周辺が黒く、内側が白くなる。
オスはクロアゲハに、
メスはモンキアゲハに似るが、
尾状突起が無いので区別できる。
日本では
南の個体群ほどメスの白色部が広くなる傾向があり、
九州や沖縄では前翅にまで白い部分が広がる。
特に西表島の個体群は、
少数ではあるが翅全体に白い部分が広がることで知られる。
ただし台湾以南産の個体では
むしろ白くない傾向がある。
日本では、成虫は年3-6回、4-10月頃に発生する。
分布域では人里近くでよく見られる普通種である。
各種の花に飛来し蜜を吸う。冬は蛹で越冬する。
幼虫は
ナミアゲハと同じくミカン、カラタチなど
ミカン科の栽培種各種を食草とする。
若齢幼虫は
他のアゲハチョウ属と同様、
鳥の糞に似せた保護色をしているが、
あまり黒っぽくなく緑色が強い。
4齢幼虫の時点で全長3cmほどになり、
ナミアゲハの終齢幼虫とあまり変わらない大きさである。
終齢幼虫(5齢)は全長4cmほどで、
ナミアゲハに比べると明らかに大型である。
また、腹部背面に切れこむ斜めの帯が白く、
細かい網目状の模様になるのも特徴である。
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