自転車屋男 2

神戸で自転車屋を営み
4年半スナックを営んだ
変な男の人生色々日記

「月遅れ地蔵盆」!!「年々減っています」・・・

2020-08-24 13:37:49 | 地域
「8月24日(月)」

「月遅れ地蔵盆」

地蔵盆(じぞうぼん)は、
地蔵菩薩の縁日で、
厳密には毎月24日であるが、
一般的には、その中で特にお盆にも近い
旧暦7月24日のものをいう。

ただし、
寺院に祀られている地蔵ではなく、
道祖神信仰と結びついた
「路傍や街角のお地蔵さん」いわゆる
「辻地蔵」が対象となっている。

期間としては、
当日の前日の宵縁日(旧暦7月23日)を中心とした
3日間を指す。

縁日(祭り)は
その期間内の特定の日を選んで行われる。

旧暦7月24日以外の
地蔵菩薩の縁日の24日は、
地蔵会(じぞうえ)、地蔵祭と呼ばれるが、
旧暦7月24日については
盂蘭盆会(お盆)の時期に近く、
それにちなんで地蔵盆と呼ばれるようになった。

現代では、
参加する人々の仕事などに合わせ、
多少日程をずらして土日に行うところも増えている。

現在では新暦で行われ、
新暦7月24日前後の地域と、
月遅れで8月24日前後の地域に分かれるが、
どちらかというと8月23・24日が多い。

地蔵盆は
近畿地方を中心とする地域で盛んな行事である
(長野県長野市の善光寺や長崎県対馬市厳原町など、
近畿地方から離れた地方でも
地蔵盆を行う地域は存在する)。

一方、
関東地方や東北地方では
地蔵信仰自体が浸透していないため、
地蔵盆も殆ど行われない。

ただし東北地方であっても、
宮城県の気仙沼市など、
遠隔地との文化交流が古来からあるような
古い港町ではこの限りではない。

地蔵祭では、
地蔵のある町内の人々が
この日にかけて地蔵の像を洗い清めて
新しい前垂れを着せ、
化粧をするなどして飾り付けて、
地蔵の前に集って灯籠を立てたり
供え物をしたりして祀る。

地蔵盆の前後には、
地蔵の据えられる家や祠の周囲などに、
地蔵盆独特の提灯が多く飾られる。

京都では子供が生まれると、
その子の名前を書いた提灯を奉納する風習がある。

おおむね女子は赤、男子は白で、
その子が地蔵盆に参加しているあいだは、
毎年飾られる。

地蔵菩薩は
中近世以降子供の守り神として
信仰されるようになった。

広く知られた伝説によれば、
地蔵菩薩が、
親より先に亡くなった子供が
賽の河原で苦しんでいるのを救うという。

このことから
地蔵祭においては特に子供が地蔵の前に詣り、
その加護を祈る習わしになっている。

ところによっては、
仏僧による読経や法話も行われるが、
おおむねそれらの多くは子供達に向けたものである。

地域によっては、
地蔵盆当日の朝に「数珠回し」を行う。

これは、
町内の子供が、
直径2〜3メートルの大きな数珠を囲んで座り、
僧侶の読経にあわせて順々に回すというものである。

今日では
地蔵盆は子供のための祭とも言え、
地蔵に詣った子供達は地蔵の前に集まった席で
供養の菓子や手料理などを振る舞われる場合が多い。

また
地域の子供達が一堂に会するため、
子供達に向けたイベントも行われたり、
そのまま子供達の遊び場となることもしばしばである。

初日朝に地蔵盆の用意をし、
仏僧による読経、子供におやつの配布
(日に一度か二度)、
夜のイベント(踊りや線香花火など)。

翌日、
おやつ配布、お供えのお下がり配布、
後片付けといった流れが多いようである。

しかし、
子供が少なくなったことや
大人たちの都合がつきにくくなったりすることから、
一日で終えてしまう町内も増えつつある。

また、
地蔵盆における福引は、
「ふごおろし」とも呼ばれる形式で行われていた。

福引担当の家の向かいの家から渡したロープにつるし
紐で手繰り寄せた。

その後、
その品を紐で1階へ下ろして渡すものである。

しかし、
最近ではこういった福引はほとんど見られなくなった。

また、
町内によっては天道大日如来を祀っており、
それらの町内では大日如来の縁日である
旧暦7月28日もしくは、
それ前後(地蔵盆同様、
お勤めの時期に7月もしくは8月の差異あり)に、
同様の祭りである大日盆を行う。

上述の地蔵盆と同じく
日程をずらして土日にすることが多いため、
年によっては他の町内に
1週間遅れて大日盆を勤めることもある。


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