「6月27日(木)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「コイチャコガネ」
小型のコガネムシ特集
これもたまに見かける事がありますね。
コイチャコガネ Adoretus tenuimaculatus Waterhouse
はコガネムシ科の昆虫の1つ。
小型のコガネムシで、
体表に粉を吹いたような茶色をしている。
広葉樹と芝生の害虫として知られている。
概形は長楕円形とやや細長い形の小型のコガネムシ。
体長は8.5-10.5mm、体幅は4.7-6.0mm。
地色は濃褐色で、
体表には全体に黄褐色の鱗状の毛を密生しており、
見かけでは茶色に見える。
頭部は大きく、
頭楯は半円形で縁は濃褐色で上に反り返り、
横皺があり、鱗毛は後ろに向かって並んでいる。
頭部の中央は盛り上がる。
複眼はかなり大きくて黒い。
触角は小さくて黄褐色。
雌雄共に10節からなり、
前方に片状部を持つ節は3節。
前胸背板は幅が長さの2倍強で、
両側の縁は弧を描き、前の端では鋭く尖り、
後ろの端は尖りは鈍い。
また前の縁、後ろの縁共に中央がやや膨らむ。
背面には浅い粗大な点刻がやや密にあり、
鱗毛は中央に向けて生えており、
中央には小さな白い斑紋のように集まる。
小楯板はほぼ三角形。
前翅は長さが前胸背板の約2倍あり、
真ん中付近で盛り上がり、
また中央付近で1番幅が広い。
外の縁に沿った外縁隆起は曲がったあたりに達し、
また背面には左右それぞれに3本の隆起がある。
またこの線上の所々に白斑を生じる。
雌雄の差として、
腹部末端の尾節板が雄では中央が高まり、
後方に突出するのに対して、雌では突出しない。
幼虫は老熟して体長20mm程度になり、
円筒形の身体を腹面に曲げたCの字状をしている。
本種は、かつてはチャイロコガネの名を用いた。
九州以北の日本各地に分布し、
国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布する。
各地にごく普通に見られ、
明かりに集まることもあるので
プールで溺れかけている個体がよく見つかるという。
発生は年1回であるが、
成虫の出現期間はとても長く、
春先から初夏には越冬した成体が見られ、
夏の終わりから秋にかけては
その年に発生した新成体が見られる。
越冬態は成虫で、
5~6月に地上に姿を見せると餌の植物を摂食し、
交尾の後に雌成虫は土に浅く潜って
40個程度の卵を産み付ける。
卵の期間は8~18日で、
生まれた幼虫は生きた植物の根や腐植物を
餌として成長し、
37~46日間で3齢を経過して老熟幼虫となる。
老熟した幼虫は地下10cm程のところで蛹となり、
10~19日後に羽化する。
新成虫は
8月上旬~10月上旬に出現し、
餌を食べ始め、
その後に土中に潜り込んで越冬する。
成虫は昼間に広葉樹の葉を食い,
またその場で交尾も行われる。
夕方から夜には芝草地に飛来して地下に潜り、
翌朝に再び地上に出て餌を食べる。
葉を食べる際には葉裏から穴を開けて食べ始め、
葉脈だけを残す。
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