「4月20日(土)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「植物編」
「アベリア」
(ハナツクバネウツギ)
これも夜のウォーキングで見かける
植え込みに咲いている花ですね。
アベリア(Abelia)とは、
スイカズラ科ツクバネウツギ属(Abelia)に属する
植物の総称。
または、
ツクバネウツギ属の常緑低木の交配種、
アベリア(Abelia × grandiflora)のこと。
本来、アベリア(Abelia)とは
ツクバネウツギ属のラテン名であるが、
園芸的には、学名 A. × grandiflora が指す植物を
この名で呼ぶのが普通である。
この植物は、
中国原産の Abelia chinensis
(タイワンツクバネウツギの母種)と
Abelia uniflora の交雑といわれている。
ハナツクバネウツギあるいは
ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)とも呼ぶ。
約2メートルくらいの低木で、
春~秋(6〜10月)のかなり長期に渡って、
鐘形の小さい花を多数咲かせる。
花の香りは非常に強い。
花は白色、ふつうやや淡紅色を帯びる。
花冠の内側に網状紋がない。
萼は基部まで2〜5裂し、果実は結実しない。
刈り込みによく耐え丈夫なので、
公園などの生け垣によく使われる。
日本列島の関東以西では
真夏の酷暑の時期に花をつける在来植物が少ないため、
この時期には
アベリアの花に多様なハチやチョウが吸蜜に集まる。
Linnaea × grandiflora は、
1886年にイタリアのマッジョーレ湖沿いにある
Pallanza(現在はヴェルバニア)の
Rovelli というナーセリー(種苗会社)の手によって
最初に育成された。
それは庭の標本植栽の観賞用植物として、
または他の低木と混植した境界で利用される。
殖やすには挿し木の方法を行なう。
栽培は比較的簡単であるが、
まったく丈夫というわけではなく、
強い太陽光線を終日浴びることがないような場所を好む。
この植物は英国でも
まだアベリアの名前で広く登録されている。
淡いピンク色の花が咲き、
幅1.5メートルで高さ1.5メートルに成長する
園芸品種「ホプリーズ (Hopleys)」は、
王立園芸協会のガーデン・メリット賞を受賞した。
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