「6月3日(木)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「マルハナバチ」
店先に置いているプランターに
クマバチのような丸いハチが来ていた。
クマバチほどは大きくないので
マルハナバチですな。
マルハナバチ(丸花蜂)とは、
ミツバチ科ミツバチ亜科
(独立のマルハナバチ亜科とすることもある)のハチ。
世界で約250種が知られている。
最近の分類体系では
マルハナバチ属(Bombus)1属のみを含むとされる。
アジア中央部の草原地帯に分布の中心を持ち、
ヨーロッパ、東アジア、東南アジア
、南北アメリカ大陸にも分布する。
人間との関係では、
農作物(トマトやナスなど)の授粉(花粉媒介)に
使われる。
マルハナバチの姿はミツバチに似て、
丸みをおびており毛深いが、ミツバチより少し大きい。
北方系の昆虫であり、
高緯度地方に数多くの種が分布している。
日本でも珍しくはないが、
ヨーロッパではより身近である。
また、
牧草の主力の一つである
アカツメクサなどの花粉媒介を行う益虫として、
日本よりはるかに重視され、親近感が強い。
体色は黒で、白や黄色の筋状の模様があるものが多い。
体毛が長いため
花粉を集めるときに効率が良くなっており、
温帯地方の虫媒花の送粉者として
非常に重要な存在である。
ミツバチと同じように
女王バチのみが産卵を行う社会生活を行い、
交尾を済ませた女王バチのみが越冬し、
翌春単独でコロニーを創始する。
ただし、巨大なコロニーは作らず、家族生活に近い。
温帯に生息する種の多くは、
女王バチが春先に単独で
ネズミの古巣などの空間を利用して巣づくりを始める。
次第に働きバチが増えると女王バチは産卵に専念し、
夏から秋にかけて次世代の女王バチとオスバチを産む。
オスバチと交尾した新女王は
土の中などに潜り込んで越冬する。
熱帯に生息する種の中には、
ミツバチと同じように巣分かれ(分封)で
増えるものもある。
これらの社会性の種のほかに
他のマルハナバチの巣の中に潜り込んで
餌を搾取する労働寄生性の種があり、
ヤドリマルハナバチ亜属としてまとめられている。
日本には15種のマルハナバチが生息している。
北海道と本州で種の構成が異なり、
また一部の種で亜種への分化がみられる。
本州では、中部山岳地帯で多くの種が見られる。
マルハナバチは
多くの植物にとって重要な送粉者である。
種によって吸蜜に用いる口器(中舌)の長さが異なり
中舌の長いナガマルハナバチ、トラマルハナバチなどは
蜜源の深い花を、
中舌の短いクロマルハナバチ、オオマルハナバチなどは
蜜源の浅い花を訪れる傾向がある。
本亜科(または本属)の各種は穏やかな性質であり、
積極的に人を刺すことは無い。
刺激をすると刺すことがあるが、毒性は弱い。
それでも刺されるとかなり痛むという。
最近では
トマトやナスの栽培の受粉でも
マルハナバチが利用されている。
利用されているのは、
セイヨウオオマルハナバチが中心である。
ホルモン処理よりも
省力化が進み種子が多くできるので、
トマトでは空洞果が出来にくくなり
果肉の食味は甘くなり、ゼリー部は酸っぱくなるという。
ただしマルハナバチを利用すると、
これに害をなす農薬は使えないので
天敵利用に進むことになる。
しかし一方で
セイヨウオオマルハナバチは世界各地で野生化し、
強い競争力による在来花蜂の減少や
近縁の在来種との交雑、
あるいは在来植物の結実率低下など、
様々な生態系の攪乱を引き起こすとして
問題にされている。
栽培用ハウスの外に出さないようにし、
また在来種の販売利用も始まっているが
在来種利用にも地域移動により
生態系が攪乱されるという問題があるとする向きもある。
日本では2018年時点で、
マルハナバチを使う農地3310ヘクタールのうち、
セイヨウオオマルハナバチが75%、
在来種クロマルハナバチが25%である。
農林水産省園芸作物課は
授粉効果に差はないという見解を示しており、
在来種への転換を奨励している。
@サイクルプラザ・イレブン@
●当店ホームページ
https://cycle-plaza-eleven.com
●サイクルプラザ・イレブン・Amazonマーケットプレイス店
http://www.amazon.co.jp
●チャーリー自転車・モバオク!店
https://www.mbok.jp/
●ブログ
自転車屋男2
http://blog.goo.ne.jp/charinko_2008/
よろしくお願いします。
「自転車屋の生き物歳時記」
「マルハナバチ」
店先に置いているプランターに
クマバチのような丸いハチが来ていた。
クマバチほどは大きくないので
マルハナバチですな。
マルハナバチ(丸花蜂)とは、
ミツバチ科ミツバチ亜科
(独立のマルハナバチ亜科とすることもある)のハチ。
世界で約250種が知られている。
最近の分類体系では
マルハナバチ属(Bombus)1属のみを含むとされる。
アジア中央部の草原地帯に分布の中心を持ち、
ヨーロッパ、東アジア、東南アジア
、南北アメリカ大陸にも分布する。
人間との関係では、
農作物(トマトやナスなど)の授粉(花粉媒介)に
使われる。
マルハナバチの姿はミツバチに似て、
丸みをおびており毛深いが、ミツバチより少し大きい。
北方系の昆虫であり、
高緯度地方に数多くの種が分布している。
日本でも珍しくはないが、
ヨーロッパではより身近である。
また、
牧草の主力の一つである
アカツメクサなどの花粉媒介を行う益虫として、
日本よりはるかに重視され、親近感が強い。
体色は黒で、白や黄色の筋状の模様があるものが多い。
体毛が長いため
花粉を集めるときに効率が良くなっており、
温帯地方の虫媒花の送粉者として
非常に重要な存在である。
ミツバチと同じように
女王バチのみが産卵を行う社会生活を行い、
交尾を済ませた女王バチのみが越冬し、
翌春単独でコロニーを創始する。
ただし、巨大なコロニーは作らず、家族生活に近い。
温帯に生息する種の多くは、
女王バチが春先に単独で
ネズミの古巣などの空間を利用して巣づくりを始める。
次第に働きバチが増えると女王バチは産卵に専念し、
夏から秋にかけて次世代の女王バチとオスバチを産む。
オスバチと交尾した新女王は
土の中などに潜り込んで越冬する。
熱帯に生息する種の中には、
ミツバチと同じように巣分かれ(分封)で
増えるものもある。
これらの社会性の種のほかに
他のマルハナバチの巣の中に潜り込んで
餌を搾取する労働寄生性の種があり、
ヤドリマルハナバチ亜属としてまとめられている。
日本には15種のマルハナバチが生息している。
北海道と本州で種の構成が異なり、
また一部の種で亜種への分化がみられる。
本州では、中部山岳地帯で多くの種が見られる。
マルハナバチは
多くの植物にとって重要な送粉者である。
種によって吸蜜に用いる口器(中舌)の長さが異なり
中舌の長いナガマルハナバチ、トラマルハナバチなどは
蜜源の深い花を、
中舌の短いクロマルハナバチ、オオマルハナバチなどは
蜜源の浅い花を訪れる傾向がある。
本亜科(または本属)の各種は穏やかな性質であり、
積極的に人を刺すことは無い。
刺激をすると刺すことがあるが、毒性は弱い。
それでも刺されるとかなり痛むという。
最近では
トマトやナスの栽培の受粉でも
マルハナバチが利用されている。
利用されているのは、
セイヨウオオマルハナバチが中心である。
ホルモン処理よりも
省力化が進み種子が多くできるので、
トマトでは空洞果が出来にくくなり
果肉の食味は甘くなり、ゼリー部は酸っぱくなるという。
ただしマルハナバチを利用すると、
これに害をなす農薬は使えないので
天敵利用に進むことになる。
しかし一方で
セイヨウオオマルハナバチは世界各地で野生化し、
強い競争力による在来花蜂の減少や
近縁の在来種との交雑、
あるいは在来植物の結実率低下など、
様々な生態系の攪乱を引き起こすとして
問題にされている。
栽培用ハウスの外に出さないようにし、
また在来種の販売利用も始まっているが
在来種利用にも地域移動により
生態系が攪乱されるという問題があるとする向きもある。
日本では2018年時点で、
マルハナバチを使う農地3310ヘクタールのうち、
セイヨウオオマルハナバチが75%、
在来種クロマルハナバチが25%である。
農林水産省園芸作物課は
授粉効果に差はないという見解を示しており、
在来種への転換を奨励している。
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https://cycle-plaza-eleven.com
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