自転車屋男 2

神戸で自転車屋を営み
4年半スナックを営んだ
変な男の人生色々日記

「自転車屋の生き物歳時記」植物編」!!「ツツジ」!!

2021-05-04 14:37:08 | 地域
「5月4日(火)」
「みどりの日」

「自転車屋の生き物歳時記」
「植物編」

「ツツジ」

外を歩いていると
ツツジが咲いているのを
良く見かけるようになった。

ええ季節なんやけどな
コロナ禍のアホ‼️

ツツジ(躑躅、映山紅)とは
ツツジ科の植物であり、
学術的にはツツジ属(ツツジ属参照)の
植物の総称である。

ただし
ドウダンツツジのようにツツジ属に属さない
ツツジ科の植物にもツツジと呼ばれるものがあるので
注意が必要である。

主にアジアに広く分布し、
ネパールでは国花となっている。

日本ではツツジ属の中に含まれる
ツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ慣習があるが、
学術的な分類とは異なる。

最も樹齢の古い古木は、
800年を超え1000年に及ぶと推定される。

ツツジ属の植物は低木から高木で、
葉は常緑または落葉性で互生、果実は蒴果である。

4月の春先から6月の初夏にかけて
漏斗型の特徴的な形の花
(先端が五裂している)を数個、枝先につける。

また合弁花類である。

ツツジは躑躅と書くが、
その漢字には『見る人が足を止めるほど美しい』
と言う事が由来している。

植物の名前に「あしへん」が使われているのは
このためだった。

ツツジ属の花の花弁には斑点状の模様が多く見られる。

これは蜜標(ガイドマークとも呼ばれる)で
蜜を求める昆虫に蜜のありかを
教えている模様であることがよく知られている。

蜜標によって
花に潜り込む昆虫による受粉ができるように
雄しべがついており、
雌しべの柱頭は蜜標のある方に曲がっている。

人間でも
花を上手に採ると花片の下から蜜を吸うことができるが、
多くの種に致死性になりうる
毒成分のグラヤノトキシンなどが含まれ、
特に多く含むレンゲツツジは
庭木として利用されることもあるので
事故を避けるために注意しなければならない。

中毒症状としては、
嘔吐、けいれん、下痢などを起こす。
 
園芸用として交雑種が多く安全な種との見分けは、
専門家でもないかぎり不可能で、
児童などが中毒になった報告がされている。

交雑種が多く毒の含有量もさまざまであるが、
ネジキの場合、牛は体重の1%の摂取で死亡する。

ツツジ属(Rhododendron)は
大きくヒカゲツツジ亜属(有鱗片シャクナゲ亜属)と
ツツジ亜属、無鱗片シャクナゲ亜属、
セイシカ亜属、エゾツツジ亜属に分類されるが、
便宜上常緑性のものの一部が
シャクナゲと呼ばれている。

すなわち、
日本で「シャクナゲ」と呼ばれるものは
ホンシャクナゲの仲間(無鱗片シャクナゲ節)に限られ、
常緑であってもそれ以外の殆ど(ほとんど)は
「シャクナゲ」とは呼ばない。

ツツジは
日本では古くから園芸品種として交配され
美しい品種がたくさん生まれた。

中でも
サタツツジとヤマツツジや
ミヤマキリシマなどをかけ合わせて生まれた
クルメツツジはその代表で
種類も多く色とりどりの花が咲き、
満開の時期はまさに圧巻である。

ヒラドツツジも
日本全国でよく見られる大型のツツジで、
花も大きく街路樹としてもたくさん植栽されていて、
ケラマツツジやモチツツジ、キシツツジなどを
親としている。

サツキとマルバサツキ
およびその交配種は特にサツキと呼ばれているが、
クルメツツジなどと同じく常緑ツツジの仲間である。

西洋では
アジアからヨーロッパに
常緑のツツジが持ち込まれて園芸化され、
ベルジアン・アザレアと呼ばれ
現在鉢花として大量に生産されている。

トウヤマツツジを主に、
ケラマツツジやサツキの品種なども
その育種に用いられている。

また日本のレンゲツツジや
北アメリカの落葉性の原種が園芸化されて
エクスバリー・アザレアあるいは
匂いツツジなどと呼ばれている。

北アメリカ大陸には、
その地域に古くから自生する
北米ツツジ(アザレア)も生息している。


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