悲しみの城からの脱出

親からの呪縛から自分を解放するためのブログ

後悔してること ー 家族写真 ー

2025-02-06 18:00:00 | ひとりごと

昨日、やっと、飼っていた仔たちの

家族写真を飾ることができた。

以前、碧音はハムスターと

わんこを飼っていた。

ハムスターは5年、わんこは19年

一緒にいてくれた。

 

 

写真はあったが、飾ることが

できずにいたのだ。

それは、どちらも、碧音の不注意から

あっという間に亡くなったからだ。

 

 

ハムスターは、もう、目が見えず、

高いところに放すことはできないのに、

やむを得ず、高いところに置いてしまった。

すると、目を離した隙に落ちてしまった。

病院に連れて行ったが、手遅れだった。

 

 

後悔の気持ちと一緒にいてほしいという

気持ちから3日間、つきっきりでいた。

でも、ふと、気付いた。

泣いてる碧音のために、この仔は

苦しいのに逝かずにいてくれてることに。

 

 

そろそろ、逝かせてあげないと

苦しめるだけだ…

 

 

そう思って、こんな声をかけた。

 

 

もう、大丈夫だよ

もう、頑張らなくていいよ

 

 

そう伝えると、眠るように息を

引き取った。

碧音が目を離さなければ、もっと、

生きてくれたかもしれない。

そう思うが、ハムスターの寿命は3年。

それに比べると長生きの方である。

 

 

それ以上に一緒にいてくれたのが、

19年一緒にいてくれたわんこ。

この仔の時は、もう、老年だったため、

抗生剤を少量づつ点滴してもらっていた。

いつもの先生ではなく、そのことを

伝え忘れ、強い副作用で1週間で

亡くなった。

 

 

亡くなったきっかけが碧音だったこと。

これも原因の一つである。

だが、もう一つある。

碧音は、以前、カメラの講座を受けた

ことがある。

修了後、最後の課題として

 

家族写真を撮ること

 

を勧められた。

家族というのは【血縁】の家族ではなく、

自分が【家族】と思っている人との

写真を撮るようにということだった。

 

 

碧音の家族は、この仔たちだ。

でも、家族写真を撮ることはできず、

そのまま、亡くなった。

体調不良を言い訳にやろうとしなかった。

そんな自分のことも責めていたように思う。

 

 

だが、なぜか、昨日、手元にある

この仔たちの写真を見て…

 

写真を飾ろう

この仔たちの思い出まで

なかったことにしていいわけない

 

そう思って、プリント、買って

あったフレームに入れた。

家族写真は撮れなかったが、昔、

自分が撮った写真を飾った。

 

 

碧音にとって、人間の家族は

法律上の家族に過ぎない。

なので、遺影すら飾っていない。

葬儀の時に使った父親の遺影は、

母親が他界後、燃えるゴミに出した。

母親の時は、自宅用の遺影を作らず、

納骨堂に収まる小さい遺影のみ作った。

死んだ後まで、あの二人の顔など

見たいとも思わない。

 

 

でも、この仔たちは違う。

碧音を守ろうとしたり、元気づけようと

いろいろ頑張ってくれた仔たちだ。

だから、碧音の家族写真は人間ではない。

それでも、家族写真に納まっている。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 母親の遺したものに救われる | トップ | 虐待サバイバーあるある? ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ひとりごと」カテゴリの最新記事