エレママ 妊婦検診 胎児心臓エコー検査って大事！・・・・四人目出産への道（18）

　こんにちは、櫻井マリアです。
　2011年5月16日　本日は淀川キリスト教病院にて胎児心臓エコーの検査と妊婦検診の日。この日で妊娠25週と1日目（妊娠7ヶ月と2週）

　妊娠7ヶ月のこの頃から、胎児の心臓の動きがはっきり見えるんですって。
今までの3回の妊娠では胎児の心臓エコー検査なんてした記憶がなくて・・・・この検査が必要かどうか疑問だったんだけど・・・
どうやら結構重要な検査であるらしいということが判明。
「生まれつきの心臓病（先天性疾患）を早期発見するための検査」ですからと先生に言われたら納得ね。
　当然、早くから疾患が分かっていれば、循環器科、心臓外科、産科、小児科があらかじめ連携をとって、出産前に手を打つことができるわけで、救える命を救うことができるのが胎児心エコーのメリット

　実際は心臓に障害があるのは1パーセントぐらいらしんだけど、万が一を考えたら受けておくに越したことはないわね。
病態によっては、胎内にいる時から、母胎を通してお薬でも治療できるんですって。
　　　　　　　　　　　　　　これって初耳だわ

　こんな大事な検査、なぜ今までの3回の妊娠で経験しなかったのかしらね・・・
それは2006年の6月から厚生労働省の先進医療に指定されて、患者の負担額が8000円前後になって、初めて各地の病院に普及しはじめた検査だったからみたい。末っ子のココを出産したのが2007年の5月。まだ、ここの病院では取り入れられてなかったわけね
　　　　　　たった数年でも医療の現場はどんどん変っているということを実感

　さて、胎児心臓エコー本番。この検査は産科とは全く違う一般検査の部門で受けることになっているの。真っ暗闇の部屋の中に呼ばれてベッドに寝るように指示を受けてお腹を出して検査を受ける。
　検査方法はいつもの妊婦検診のエコーと一緒。でも時間が長くてたっぷり30分コース！

　一見産科のと同じような機械でも胎児の心臓を鮮明にとらえて、形とか脈拍なんかも細かく計測するよう設定された超音波の機械。それを使って疾患があれば細かい病名まで診断できるようデータを出すのが技師さんのお仕事だから、大変な作業で妊婦検診のエコーとはずいぶん精密度が違う。赤ちゃんの向きによっては、検査は難航して、1時間以上かかってしまうときもあるとか。
　　わたくしの場合、検査もスムーズに終わり、結果も異常なし。当たり前だと思うことも、検査を受けたら、やっぱり異常がないことが、どれほど素晴らしいことかと思わずにはいられないわね

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エレママ 妊婦検診・・・四人目出産への道（17）

　こんにちは、櫻井マリアです。
2011年4月15日　妊娠20週と5日目。淀川キリスト教病院で受ける診察はこれで3回目
早いもので、もう妊娠6ヶ月になるの。
もう誰の目にも妊婦とわかるほど、お腹も大きくなってきて、ベビーちゃんが小さな足でけっているのが感じられるように・・・

　四年ぶりに味わうこの感覚。今回で4回目の帝王切開を控えているわたくしにとっては、これが最後の妊娠ですもの。忘れないようにしなきゃね

　この病院では名前を呼ばれて診察室に入ると、すぐに下着を脱いで内診の身支度をすることになっているの。
でも、内診台はなくて、ベッドに横になって診察するだけ。先生がいらっしゃるまでは、看護師さんが子宮低長の長さを測ったり、胎児の心音を確認したり、むくみの程度を調べるのがお約束。不安なことや調子の悪いことがあったら、何でも言ってください・・・と聞いてくれたり、指導されたりするのも、この時間

「あの・・・体重がずいぶん増えられていますが・・・」（看護師さん）
「知っていまぁす」（マリア）
「今から、この勢いで増えない方がいいかと・・・」（看護師さん）
「お腹が空くと、この世の終わりかと思うほど気分が悪くなって、ちょこちょこ、おやつをいただいてしまうんです。」(マリア）
　そう、これって、いわゆる食べづわり。お腹がすくと、脂汗がにじみ出てくるかのような気分の悪さ・・・・
吐いちゃうかもって思うほど。でも、何かいただくとすっと落ち着くから不思議ね。あ～ん、やっかいだわ。妊娠前に比べてプラス8キロにもなっていたなんてそりゃ、だれでも注意したくなるわ

「もうやがて、つわりも終わると思いますので、このままのペースでいかないようにだけ、注意してくださいね」（看護師さん）
「はぁい」(マリア）
　今までの妊娠で体重がこんなに増えたことなんてないもの。きっと、すぐに、いつものわたくしに戻れるわ・・・おホホ

　やがて、爽やかな女医M先生が現れて、内診とエコー。
内診は寝たままで、あっという間に終わって、ストレスフリー。
エコーは、ベビーちゃんが起きていて活発に動いていたので時間をかけて見てくれたわ。自分の手でお顔を触ったり、小さなお手々の親指と人差し指でVサインのような形をしてみたり・・・・三人出産したけど、今までこんなの見たこと無かったからビックリ。本当にお腹の中で生きているんだわ・・・ってジワジワ感動
何人産もうと、お腹の中に赤ちゃんがいることは、いつまでたっても、やっぱり神秘的ね。
　次回の妊婦検診は5月16日。胎児の心臓エコーの検査もするんですって。
そのお話はまた後日ね・・・・

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エレママ 羊水検査（出生前診断の結果）を聞きに行くの巻・・・四人目出産への道（16）

　こんにちは、櫻井マリアです。
2011年4月8日　妊娠19週と5日（5ヶ月後半）、3月25日にすとうレディースクリニックで受けた羊水検査の結果を聞きに行く日。予約は午後4時なので、お手伝いさんに子供達のことを頼んで、車で大阪市南船場まで走る。すとうレディースクリニックについてはこちらをクリックしてね大阪で子宮がん検診を行うなら≪すとうレディースクリニック≫

　検査を受けてから、なるべく結果については考えないように暮らしてきたけれど...
今日はやっぱりドキドキクリニックについて、名前を呼ばれて診察室に入ると、おだやかなお顔のすとう先生が待っていて、ちょっとホッ・・・
きっと、何もない・・・わね

　アメリカから届いた検査結果の紙には英語で結果が書かれていて、先生がそれを訳してくれながら、結果を聞いたの。
でも、異常なしだったので、ずいぶん簡単な英語（笑）
性別も書かれていたけれど、そこの部分はホワイトで消してあって見えなくなっていたの。22週越えるまでは、教えてくれないことになっているんですって。性別によって、中絶する人が出てくることを避けるためみたい。

「先生、性別は22週越えてから、また受診したら教えていただけるんですか？？」（マリア）
「建前はそうだけど、ホワイトで消してあるだけだから、定規かなんかでこすったら、下の文字が見えるので、
わざわざ来なくても、お家で分かりますよ～よかったら、やってみてください」（すとう先生）
「ええ～」（マリア）
「みなさんに、そうお薦めしていますから、どうぞ」（すとう先生）

　先生ったら、儲けてやろうという気持ちが全くない・・・・
何ていい先生なの！

で早速、お家に帰って、ホワイトの部分をこすってみたら、性別の欄にXYと書かれていたわ。
と、いうことは男の子

　何となく男の子かしら・・・っていう予感はしていたけれど、やっぱりそうだったのね。
我が家の子供達、上から順に女（ノア）、男(リント）、女（ココ）、男（今回のベビーちゃん）
こんなに見事に女と男ができるなんて・・・ね
　秘訣は何ですか・・ですって？？　あ～ん、お聞きにならないで。
天からの授かり物といえば聞こえは良いけれど、
わたくしたち何も考えてなかったんですもの・・・お答えできなくってよ。おホホ・・・・
　
　とりあえずは、羊水検査で異常は見つからず、一安心

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エレママ マリアの主治医は女医M先生・・・四人目出産への道（15）

　こんにちは、櫻井マリアです。
想定外の四人目妊娠が発覚してから、もうすぐ３ヶ月が経とうとしているわ・・・。
2011年４月１日　淀川キリスト教病院、２回目の受診日で、産科は初診。妊娠１８週と５日目

　笑顔が爽やかな女医M先生がわたくしの主治医
実は、今まで三人の出産の時の主治医の先生は全員男性だったの。
たとえ、先生に出産経験が無かったとしても、同じ女性として生理痛の痛みとか知っていると思うだけで、ずいぶん距離を近く感じるものなのね。やっぱり、女医さんっていい


　お腹にエコーをあててみたら、はっきりベビーちゃんがうつっていて、頭蓋骨やあばら骨がしっかり出来上がっているのが分かって怖いぐらい。

「エコーって、こんなに、よく見えるものでしたっけ？」（マリア）
「多少、機械がよくなったかも」（先生）

前回の出産は四年前だったから、記憶が曖昧になっているのね、きっと。
妊娠も４回目で慣れっこのはずなのに、初めての妊娠の時よりも、今回の方が感動が大きい・・・なんて自分でもビックリ
　と、同時に妊娠22週まで中絶は可能だから、こんなベビーちゃんを堕ろす人も世の中にはいるんだわって、中絶の大変さに思いをはせるわたくし・・・・
　
　きっと、ここで堕ろしたりしたら、産んであげられなかったってずっと思うに違いない。
　今まで、そんなこと考えたこと一度もなかったけれど、羊水検査を受けた後だからこそ、やむを得ない事情で妊娠を続けることをあきらめる立場の人がいるということを意識できたわ。
　中絶するって、どれほどの苦しみを伴うものなのか、初めて分かったような気分

３月２５日に他の病院で羊水検査を受けたことをお話したら、
「また、結果を聞かせてくださいね」とにこやかに答える先生。
万が一、億が一、重大な障害がみつかったら、わたくしはこの子を産む決心がつかないかもしれない。
きっと大丈夫とは思っているけれど、考え出したらちょっぴりドキドキ。結果が出る４月８日が遠い先のことのように思われるわ。

次回の淀川キリスト教病院の診察日は４月１５日（金）。その時には、もう結果は出ていることになるわね
それまでに、末っ子のココの入園式と息子リントの入学式もあるし・・・・しっかり頑張らないと!
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エレママ いよいよ羊水検査の日・・・四人目出産への道（14）

　こんにちは、櫻井マリアです。
２０１１年３月２５日午後３時　妊娠１７週と５日目。
やっと決心した羊水検査を受ける日がやってきたわ。（すとうレディースクリニックにて大阪で子宮がん検診を行うなら≪すとうレディースクリニック≫ ）
お腹に針を刺して羊水を抜いて染色体の異常がないか調べる検査なの。アメリカまで採取した羊水を送るため結果が出るまで２週間ほど、かかるとのこと。
費用は保険がきかないので、自費で11万円ほど
検査費としては、このお値段はまっとうな価格で、高くも安くもないのよ。
　
　クリニックに着いたら、用意された服に着替えて、体重と血圧の測定。
　次に、内診があって、お腹の中で出血がないか、早産になりかけてないか・・・調べてもらってから、いよいよ羊水検査
この検査を受けることによって、お腹がぐっとはってきて、流産することもあるということなので、先生も慎重なの。
　でも、すとう先生が今まで羊水検査を行って、流産した妊婦さんって一人もいないんですって

　診察の結果、ベビーちゃんも元気で子宮口もしっかり閉じているので、予定通り検査をすることに。
次はお腹をエコーでみてもらって、再チェック。画面には元気そうなベビーちゃんの姿がうつっていたわ。

　看護師さんと二人で、エコーで胎児の位置を確認しながら、針を刺す場所を決めていく作業に入って、左側のお腹の少し横あたりに場所が決まったようで、そこを消毒をする。絶対ミスできない・・・先生と看護師さんの間の空気は真剣そのもの

「麻酔の注射をしていきますね」（先生）

　チクッとしてジワジワ～っと、痛いような温かいような感覚が広がっていく。
そうそう、麻酔ってこんな感じなのよね。頑張って気をそらそうとするけれど、結構痛い！
「大丈夫？？」（先生）
「すみません、緊張しちゃって・・・」（マリア）
　わたくしとしたことが、足の裏まで汗でしっとり・・・（苦笑）

「今から針を刺していきますので、くしゃみとか、咳をしないように。危ないからね」（先生）
次の瞬間、ブスッと音がしたような・・・鋭い痛みはないけれど、針を刺した事は、やっぱり分かるものね。
2～3分の間の出来事だったけれど、何だか長く感じたわ。
「ほら、きれいな羊水がとれましたよ」（先生）
　キャ～！初めてみたわ
薄い黄色い色で、栄養ドリンクみたいな感じ（笑）
最後にお腹に大きな白い絆創膏を貼ってもらって検査終了！
お腹のベビーちゃんに関しては、何もせず心配するよりは、その時、出来る検査をやるべきね。
結果はまだまだ分からないけれど、心配なら羊水検査は受けた方がいい・・・検査が終わってしみじみ思うマリアでした。


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エレママ 羊水検査を受ける決意・・・・四人目出産への道（13）

こんにちは、櫻井マリアです。
妊娠が発覚し、産むか産まないか・・・ちょっと悩んだ期間を経て、
次は羊水検査を受けるか受けないかで悩んで・・・
それも、ちょっと保留にしていたんだけれど、やっぱり受けておこうって決意。
羊水検査 - Wikipedia

　35歳過ぎたら高齢出産。リスクを考え出したら、正直怖い。
でも、もうお腹の中のこの子を産むって決めたんですもの。前向きに頑張らなきゃ。
もし、何か障害があるとしたら、羊水検査で可能な限りのことを知っておくことは大事だわね。

　ところが、わたくしの通うことにした淀川キリスト教病院では羊水検査は行っていない！！
それに、そういった検査機関の紹介もできないとか。

　なんでもキリスト教の理念に基づいた病院なので、中絶はもちろん、胎児を障害の有無によって差別するようなことはしないという方針なんですって。
　そこで、パパと一緒にインターネットで検索して見つけた、感じの良さそうなすとうレディースクリニックで羊水検査を受けることに。大阪で子宮がん検診を行うなら≪すとうレディースクリニック≫


　まず電話をかけた時点で、受付の方の対応がとても感じがよくて、ここは当たりってビビっときたわ。
実は、他にもお電話をしてみた超有名なクリニックもあったけれど・・・いまいち。
何か決めるときは、いつも、そうだけど、自分の直感を信じることが大事ハートにうったえるものがなくっちゃね。

2011年３月１日　妊娠14週と２日　この日に羊水検査を受ける事前の検査を受けに大阪市南船場にある、すとうレディースクリニックを受診。
「赤ちゃんは元気ですけど、子宮が後ろの膀胱の方にぐっと引っ張られていますね。ここで癒着しているんでしょうね」（先生）
　やっぱりそれを言われるの今回が初めてじゃないもの。
そりゃ、３回も帝王切開を経験していたら、何かはあるわね・・・（ため息）
「癒着が結構ありそうなので、そのことの診療ということで今日は保険扱いにしておきますね」(先生）

　事前にお聞きしていた羊水検査のための事前の診察費は８０００円だったのに・・・・
とてもお安いお値段で診ていただくことができましたぁ。

　病院にかかって費用を安くしたいとか、そんなこと微塵も思ったことないけれど、「儲けてやろう！」というギラギラ感がないすとう先生のお人柄に感動ここのクリニックを選んで正解

　先生は羊水検査のエキスパートなのに、全然偉そうじゃないし、裏も表もなく自然体。
人間的に温かい先生って、安心感があって、やっぱりいいわぁ。
　次回はいよいよ羊水検査初体験。予約は3月25日の午後3時。
さて、どうなることやら・・・

　続きは後日ね。

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エレママ 淀川キリスト教病院 産婦人科初診の日・・・四人目出産への道（12）

　こんにちは、櫻井マリアです。
あれは2011年２月４日、妊娠10週と５日目のこと。茶屋町レディースクリニックS先生の紹介状を持って、淀川キリスト教病院にて初診。４回目の帝王切開はここで受けることになる・・・ドキドキ
この病院の産婦人科は産科と婦人科に分かれているんだけど、初診の時は婦人科で受診することになっているの。

　この二つの科の大きな違いは内診台があるかないか。
実は産科には、当たり前だと思っている内診台はなくて、診察台に寝たまま足下にバスタオルをかけてくれて、内診することになっているの。わざわざ内診台に乗らなくても、きちんと内診できるなら、それにこしたことはないわよね。いくら慣れたとしても、恥ずかしさの度合いは断然違いますもの。
患者さんのことをよく考えてくれるって感じね

　でも、この日は初診なので、内診台のある婦人科で。診て頂いたのは、紹介状の宛名どおり、部長先生に。
「下から超音波で赤ちゃんを診てみましょう」(先生）
と言って、超音波の器具を入れられたんだけど・・
「先生、痛いです」(マリア）
「子宮が後ろに引っ張られていて、見えにくいからですね。もう止めておきます」(先生）

　S先生にも言われていたんだけど、多分癒着していて、子宮が後ろ方向にグいっと引っ張られているから、ベビーちゃんが見えにくいんですって。聞くと怖い気がするけれど、子宮が後ろに引っ張られている、だから、どうなんだって言うと、妊娠を継続していく上では子宮は前にグ～っと出てくるから、どうってことなくて、あまり気にすることはないとか

　でも、下から超音波で診るとなると、無理な方向に力がかかるから、超音波の器具を入れて内診する時は痛い。あ～ん憂鬱になっちゃう。
「次からは、産科でお腹の上から診てもらいますから心配ないですよ」（先生）

　あぁ、よかった・・・・

　後は紹介状にいろいろと書いてくださっていたので、自分であれこれ話す必要もなくて、確認のみ。
「執刀はS先生、最後に縫合するのは形成外科の先生に入っていただくということで、いいですね」(先生）
「はい」(マリア）
　４回目の帝王切開のリスクとかをクドクド言われたら、嫌気さすかも・・・とちょっとばかり心配だったんだけど、
そういうお話は全くなくて、スムーズに診察が終わっってホッと一安心

　次回はいよいよ、産科での初診・・・
続きはまた後日ね。

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エレママ 帝王切開って大変！でも覚悟決めたら女は強い・・・四人目出産への道（11）

こんにちは、櫻井マリアです。
「できれば、帝王切開で出産したい」
　間違っても、そんなこと望んだらいけなくってよ
　なぜなら、術後が本当に辛いから。頭で思うほど楽じゃないの。

手術後は痛み止めがあっても、なお続く激しい痛みと子宮収縮の痛みに耐えながら、朝を迎えることになるわけだけど・・・この夜が一番長くて辛い
あえて、表現するなら、その痛さはズキズキ・・・というより、ザクザクっていう感じ。
痛みで額には脂汗。お寝間着がグッショリぬれていて、看護師さんに着替えさせてもらったけど、それも辛い。だって手術で腹筋を切っているので、全く力が入らないんですもの。

しかも、寝返りさえ打てないのに、術後一日過ぎたら、いきなり、体を起こされて、血栓予防のために無理矢理、歩かされるの。信じられる？一人では立ち上がれない時に、歩けはないわ。もちろん、殆ど動けなくってよ

術後二日目、おかゆを頂くと、急に、おっぱいも張ってきてパンパン。
まだまだ、お腹の傷も痛いところへ・・・胸は胸で急激に製造される母乳でパニック状態。
あ～ん、早く、オッパイを絞り出さないとどうにも、こうにもならないわ・・・なんて。

「こんな時になぜ母乳がわき出てくるの」って叫びたい気分だったわ。

　腹筋を切っているので、電動ベッドがないと本当に全く起き上がれないような状態も続くし、
傷も、きれいに治したければ、保護テープを６ヶ月は貼り続けないといけないでしょ。
産めるのなら、普通に産んだ方がいいに決まっているわ。

　わたくしはすでに帝王切開３回の経験者。
じゃ、４回目は平気ですかって聞かれたら、
「いつまでたっても、慣れません」って答えるわ。手術自体も一回、一回、微妙に違うしね。
前回のありえない！？帝王切開・・・四人目出産への道（10）でも書いたように、これって、あったらダメでしょうって思うようなことがないとも限らないし（苦笑）
　４回目の帝王切開を控えている今、昔のことを思い出すと、やっぱり怖い。あの痛みに、耐えれるのかしら・・・なんて思いはじめたら最後ね。
　でも、ベビーちゃんに会うための痛みなのだから、耐えられないなんて言ったらバチが当たるわ。
そうそう、深く考えない方が得策(笑）たしかにママは大変だけど、赤ちゃんにとっては、一番の安産
帝王切開と決まったら、覚悟決めなきゃ

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エレママ ありえない！？帝王切開の思い出・・・四人目出産への道 （10）

　こんにちは、櫻井マリアです。
「帝王切開って、寝ているうちに赤ちゃんが生まれるんでしょ？」
　え～そんな、わけないじゃない。

　それがね、結構、そんなこと思っている人が多いの
意識はちゃんとあって、音もバッチリ聞こえるし、感覚も鋭い痛みこそ感じないものの、引っ張られているかんじとかリアルに感じるし、恐怖も不安も、ベビーちゃんとの対面の喜びも全部感じることができる。
　どんな出産でも、大変なのは同じだと思うわ

　わたくしの場合、特に大変だったのは、２回目の帝王切開の時。
5月で研修のために新人のドクターがオペに入っていたの。
ベテランの先輩の先生（S先生）の指導を受けながらの手術。まずは術前の腰椎麻酔。
普通なら、すっといくはずの場面で・・・・いきなり、モタモタ
かなり長い間、背中でガサゴソ格闘していて・・・何度か針も刺し直しているのが分かるし(表面に軽く麻酔はかかっているけれど、痛い！）・・・
あぁ、どれだけ待たせるのかしらってイライラ。
我慢できなくて、
　　「すみません、まだですか？」って聞いちゃった（苦笑）
　　妊婦がエビの様に丸くなっているのって、本当にしんどいんですもの。

　　「もう少しです」と言った後で、新人ドクターは、またS先生に怒られたりして・・・・
全然終わる気配がない
　　　　　　やっと手術始まったのはいいけれど、体半分の麻酔の効きが、どうも不安。
「ギャ～痛い！！」(マリア）
「麻酔追加します」
　　　　　　あぁ、良かったと思ったのもつかの間・・・
「やっぱり、痛いんですけど」(マリア）
　それで、今度はお腹の上から麻酔の注射を打ちながら、手術を続行。
手術中は声がよく聞こえるのよね。
「ああ、違う！」（指導するS先生）
　　　　　　　　ええ～違うって、一体何が・・・なんて突っこみながら、じっと耐えるわたくし。
「ちゃんと、持って！」（S先生）
　　　　　　　　代わりにS先生してくれたらいいのに・・・

　　ずっと、そんな会話を聞き続けたわたくし、手術後半には、ガーゼ置き忘れとか、器具を置き忘れたとか、そういうのやめてよね・・・って思わず言いそうになっちゃったけど我慢我慢(苦笑）
　　きっと、大阪のおばちゃんなら、遠慮無く言っちゃうんだろうなぁ・・なんて(笑）

　新人ドクターはS先生に、何度も怒られながら頑張っていた・・・（苦笑）
　おかげさまで、結果的には母子ともに元気。結果オーライでした(笑）
　　
　しかし、帝王切開が本当に大変なのは、術後から
これを、経験したら帝王切開で子供を産みたいは誰も思わないと思うわ。
　お聞きになりたい？そのお話は、また後日ね。
　
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エレママ S先生最後の診察・・・四人目出産への道（9）

　こんにちは、櫻井マリアです。
　2011年１月　２８日　妊娠９週と5日。今日は、シンガポールでのバカンスの後の初めての受診日で、茶屋町レディースクリニックへ。

　もちろん、マリアらしく・・・
先生へのシンガポールのお土産のチョコレートを持って行くことを忘れずに

　「それで、どうするか決めた？」（S先生）
「頑張って産みます！」(マリア）

　シンガポール旅行中に、気持ちはもう決まっていたわ

　中絶には反対とも言わなかったけど、産む決心をしたと言うと、やっぱり顔が明るくなる先生
命の重みを日々感じている産婦人科医だったら、当然嬉しいことよね。
「ところで、羊水検査はどうする？」（S先生）
「それに関しては、まだ迷ってます。でも、何か大丈夫そうな気がしているので、とりあえず普通に産むことだけ今は考えていますが・・・先生だったら、どうなさいますか？」(マリア）
羊水検査 - Wikipedia

「僕だったら、羊水検査自体を受けないと思う。聞いたこともないような病気いっぱいあるんだから、考え出したらキリがない。羊水検査で大丈夫でも、問題があるケースを今までいっぱいみてきたし。」（S先生）

　これだけ、医療が進歩しても、生まれるまで分からない障害や病気もあると断言する先生。
五体満足健康で生まれることが、どんなに貴重なことか・・・。だから、高望みなんてしないわ。
「調べて、調べて、それでも、心配で心配でたまらない人もいれば、まったく気にしない人もいる。もう、そうなったら本人の性格の問題になってくるからね」（S先生）

　産婦人科医だって、どうすることもできない本人の性格の問題妊娠・出産って、命がかかっているだけにママのいろんな面がむき出しになってしまう。だけど、どんな妊婦さんも、どこかで折り合いをつけて、出産の日を迎えるのよね。
赤ちゃんが生まれるまでには、いっぱい痛いことも、辛いことも乗り越えていかなきゃならないんですもの・・・母になるって、つくづく大変でも、みんな、そうやって、強くなっていくのね

　女は弱し、母は強し・・・とはよく言ったものだわ。


　さて、茶屋町レディースクリニックでの診察は今日で最後となり、次回からは、S先生も手術のみ行っている淀川キリスト教病院にかかることに・・・
四回目の帝王切開もS先生にしてもらうと明記してもらった紹介状を書いてもらったの。
　次は淀川キリスト教病院で、受診。どんな先生がマリアの主治医になるのかしら・・・ドキドキ
　続きはまた、後日ね。

今までのお話も是非、読んでくださいね。四人目出産への道（1）～（8）
クリニックの情報はこちらから産婦人科の相談は大阪・梅田・心斎橋【茶屋町レディースクリニック】


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