北摂あらため 芦屋エレママのひとりごと    -エレガントなマダムの部屋へようこそ- 

四人の子供のママ、櫻井マリアが、エレガンスライフについての思いを語ります。ブログ4年目突入しました!

エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(15) 術後はじめてのお食事・・・四人目出産への道(44)

2011年09月30日 | エレママ妊娠・出産
 こんにちは、櫻井マリアです。
2011年8月12日 夕方 帝王切開後はじめての食事が許可された。
帝王切開後の最大の課題はまず歩くこと。そして、次がお食事。

お腹の動きが確認できしだい(ガスが出ること)、飲食が可能となる。

 「お食事お持ちしました~」
  やっと・・・・(涙)

 流動食から始まることは知っているわ。きっと、おもゆね。
 
 ところが・・・
お盆の上に乗っていた物は、具の全く入っていないおすましと、リンゴジュース
今までの帝王切開の時には、ここまで簡素なお食事ではなかったと思うんだけど・・・
  何故かしら~??(苦笑)

 切ったお腹が痛くて、一人では食器が持てないので、配膳に来たヘルパーさんに手伝ってもらって、
ストローでおすましをのんだ。  
  体を起こした状態すら苦痛で、全くお腹に力が入らず体が言うことをきかない。
  頭を動かすのも、手を動かすのも、お腹と関係なしには動かせないということをこの時、悟った。
 
  当然のことながら、ストローなんかで、頂くおすましは美味しいわけはない(苦笑)
      やっぱり、ストローはストローでジュースなどを飲む時のもの。
    どう考えても、これで、スープのたぐいのものを飲むのはNGだけど、
             背に腹は抱えられないわ・・・おホホ。
              
  そして、この便利なストローを使い、3秒とかからずおすましを飲みほしたわたくし。  「飢えていらっしゃったんですね」配膳のおばちゃんは、わたくしの一気のみにビックリしていた。
  なにしろ最後に水分を摂ったのは一昨日の夜が最後だったもので、ものすごく、体が水分を欲しがっていた。術後初めてのお食事はエレガンスとはほど遠いものだったけれど(笑)・・・心も体も何だか少し元気になった気がしたわ。お口から栄養摂ることってやっぱり大切ね

今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村






 
 

 

エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(14) 手術後はじめて歩く・・・四人目出産への道(43)

2011年09月27日 | エレママ妊娠・出産
 こんにちは、櫻井マリアです。
2011年8月12日 四回目の帝王切開を受けた翌日 術後初めての歩行
 帝王切開後、何が怖いかって、この瞬間ほど怖いものはない。
 痛み止めが無ければ、まだお腹はザクザク痛む。昨日切ったばかりのお腹、どう考えても肉がくっついているわけがない。

「早い段階で歩くことが大事です!」(看護師Sさん)
 ひぇ~鬼!!!! でも、これ帝王切開の常識。
 その理由は血栓予防のためと、歩くことで血行がよくなり傷の治りが早くなるからだとか。

 足の捻挫とか骨折なら、患部を安静にして動かさない方が治りがいいけれど、お腹の傷は動かさない方が治りがいいということは無く、逆に動いていた方がいいらしい。

 「うっ・・・動けません」(マリア)
 体の向きを変えることができない。どうやったらベッドからおりれるのか分からない。
看護師さんが、諦めて帰ってくれることを秘かに期待したけど・・・・
 
「ゆっくりでいいですよ。いつまでも、待ちますから」(看護師Sさん)
 ガクッ・・・・
片足ずつ足を少しずつ、ずらしながら、仰向けの体を横向きにして、電動ベッドの背もたれをすこしずつ上げていく。
そこから、また足をズリズリっとずらしながら、ベッドから何とか足をおろした。
  看護師さんにヘルプしてもらって、歩行器にもたれかかって体重をかけた時には、青い気吐息。

 しかも、お手洗いはお部屋にはなく、はるか彼方で、いつ到着するのか見当もつかない(苦笑)
  
  お腹には全く力が入らず、足が前に出ない。
  あぁ・・・なんで帝王切開になんてなったんだろう
  これで、四回目なのに思うことはいつも同じ。
  思い通りに動けない。悔しい・・・

 唇を噛みしめながら、お手洗いまでの片道30~40メートルの道のりを這々の体で往復した。
気分はカタツムリ(苦笑)・・・でも術後最大の課題はクリアできたわ

 まだまだ前途は多難だけど、取りあえず合格点といったところね。やれやれだわ・・・

今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村





 

 
 
 


 

エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(13) 術後一夜明けて・・・・四人目出産への道(42)

2011年09月26日 | エレママ妊娠・出産
 こんにちは、櫻井マリアです。
2011年 8月12日  四回目の帝王切開の手術後 翌朝朝のお食事の配膳が始まって、病棟は朝の活気に満ちている。
 もし、トラックにひかれたら、こんな感じで目覚めるのかもしれない。お腹が痛くて・・・体が全く動かないわ。
 それに、もう、これで丸一日半、何も口にしていない・・・
昨日手術を受けたばかりのわたくしは絶飲・絶食。異常なほど口の中が乾いている。
美肌のために一日2リットルのお水を欠かさず飲んでいたわたくしにとっては、これは厳しい状況
           体が全身、干物になった気分だわ(涙)
  
  この日は朝からバタバタ。目覚めてから、検温と血圧の測定、それから採血。血栓予防のための足のマッサージ機も取り外された。
     違う看護師さんが入れ替わりに入ってきて、おしっこの管を抜きに来てくれた。

       「お着替えの前に抜いておきましょうね」(看護師さん)
 抜くということは・・・つまり、歩いてお手洗いに行かなければならないということ!!!!!          どうしよう。これは大変だわ腹筋も切っているから、笑うことすらできないというのに。

     「はい、じゃ、いきますよ~」(看護師さん)
     満面の笑みで合図した途端、ズボッと管が抜き取られた。

      「キャ~痛いっ」(マリア)
     管を抜くだけでもこんなに痛いなんて・・・・

      「体中にゾゾ~ッとくる痛みですよね」(看護師さん)
     共感してくれたのは嬉しいけれど・・・場所が場所なだけに、この痛みは辛い(涙)
     でも明るく一気に引き抜いてくれただけでも感謝すべきかもね

 しばらくして・・・
看護師のSさんがやってきた。うがいをさせてもらって、体もキレイに拭いてもらう。
ようやく、自分の持ってきたパジャマに着替えることができたわ。
着替えるといっても、自分で出来るわけではなく、体の向きを変えることも起こすこともできないから、看護師さんに全面的に頼ってなお大仕事。

「前途多難だわ・・・」(マリア)
「頑張っていきましょう」(看護師Sさん)

 実はSさんは四年前次女ココを出産したときも、わたくしを担当してくれた看護師さん。いったん、淀川キリスト教病院を退職し、この8月に復帰したばかり
 こんな出会いが待っていたなんて感激(涙)

「今日は、歩いてみましょうね」(看護師Sさん)
 そうそう、センチメンタルな気分になっている場合などではない。
わたくしには、歩くというミッションがあるんだわ。
        寝返りも打てないのに、ホントに歩くことなんてできるのかしら・・・
                  続きは後日ね。

今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村







 




 

 

エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(12)術後はじめての夜・・・・四人目出産への道(41)

2011年09月24日 | エレママ妊娠・出産
 こんにちは、櫻井マリアです。
2011年8月11日 
 時計は午後6時を指している。 手術室から出て、もう7時間が過ぎた・・・

  お喉がカラカラ・・・だって、最後に水分を摂ったのは昨夜の12時ですもの。術後なので、痛みもあるし、お腹なんて全然すいた気がしないけれど、水分だけは死ぬほど欲しいと思った。

  でも、ここまでカラカラだったら、単なる水よりキンキンに冷えたビールの方がいいわ・・・
なんてね(笑)
    わたくしったら帝王切開後一番に欲しいと思ったものがビールだなんて、
             いけない患者さん・・・おホホ。
              まぁ、半分冗談ですけど 

時間帯は丁度、夜ご飯。同じお部屋の患者さんは皆、普通食・・・もちろん、わたくしは朝9時に手術を受けたばかりなので絶食よ。普通にお食事できるって、素晴らしいことよね。

  さて、夜も更けてから、術後の激しい痛みは、少しマシになってきた。痛み止めをソセゴン(注射)→アンヒバ座薬→ボルタレン座薬と使って、痛いながらも落ち着いてきているのが分かる。効き目が強いのはボルタレン座薬だけれど、これは喘息の出る人には使えない
  わたくしの場合、前回の妊娠時(4年前)に喘息にかかった経緯があり、今はもう喘息は出てないといっても、先生がなかなか首を縦にふらなかった。他の痛み止めがなかなか効かない様子をみて、ようやくオーケーしてくれたのから苦しみの時間が長いってホント辛い~
 痛みで死ぬことは無いといっても、苦しみを味わった分、つくづく帝王切開後の疼痛管理は重要だと思ったわ。どんな痛止めでも一度使うと時間を空けないといけないから、効果のないものを使ってしまった場合は最悪なのよね。鎮痛剤選びには、ドクターに神経を使っていただかないと・・・ね。
 
    しばらくして・・・・
 「子宮収縮剤の点滴は、もうこれで終わりましたので、これからは随分楽になりますよ~」看護師さんが点滴の袋を外しに来てくれた
 術後のお腹の痛みは切った傷そのものと、子宮の収縮の痛みの二つ。子宮の収縮は強制的にお薬で収縮させているから、その痛みは半端ではない。陣痛促進剤と同じだと思って間違いないわ。もちろん自然に子宮は産後は自然に収縮するものだけれど、帝王切開では悪露(おろ)が出にくいので、お薬を使って子宮の収縮を促すことになるの。四年前、淀川キリスト教病院で次女ココを出産した時は2日間ぐらい子宮収縮剤の点滴を落としていたと思うんだけど、今では最小限に抑えてくれているのね。
 
 子宮収縮剤の点滴も終わり、痛み止めの座薬も効いて、痛みのレベルはかなり低くなった。
   寝返りは当分、打てそうにないけど、これで、眠ることができるわ・・・・
             無限に続くかのように思われた生き地獄・・・・
             その出口が急に見つかった気分でハッピー
              次、目を開けたら、どうか、もう朝が来ていますように・・・

今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村






  
 

エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(11) 手術後に待っている恐怖・・・四人目出産への道(40)

2011年09月21日 | エレママ妊娠・出産
こんにちは、櫻井マリアです。
2011年8月11日 四回目の帝王切開終了後、病室にて
 手術の時にかけた腰椎痲酔はもうとっとくに切れて、切ったお腹がザクザク痛む

「痛み止めが欲しいんですけど・・」(マリア)
「あと2時間はあけないといけないので、頑張ってくださぁい」(看護師さん)
     この痛み何とかして欲しい・・・ベッドの中でわたくしは生き地獄を味わっていた。

ブイ~ン、ブイ~ン・・・足下ではマッサージ機が絶え間なく動いている。今は血栓予防のために24時間、マッサージ機をつけることになっているのだとか
 お腹の痛みと共にナプキンには悪露(おろ)が大量に流れ出ているのが分かる。悪露(おろ)とは出産したことのある方はお分かりだと思うけれど、産後に子宮の収縮に伴う出血のこと。見た目は生理の血と変らないけれど、子宮の中にたまっていた血や、胎児を包んでいた卵膜、子宮内膜のはがれたものやリンパ液などがまざったもののことを言うの。こんなのイヤだけど、全く身動きできないから、しばらくは汚れたナプキンも看護師さんに取り替えてもらうことになる。
        おしっこの管もついたままだから、気分はまさに寝たきりの介護老人(ため息)
 
 何度も看護師さんが様子を見に来てくれた。
 その都度
「ちょっと、お腹みせてくださぁい」(看護師さん)と言って、痛むお腹をギューギュー押す
「痛~い!!!!!!!」(マリア
 お腹を外から押して、悪露(おろ)を押し出すんですって。帝王切開だと子宮が収縮して赤ちゃんが生まれているわけでないので、外から押したり、子宮収縮剤を点滴して、子宮の回復を助けることになるんだけど、その時に結構な量の出血を伴うの。
 「がんばりましょう
 なぜ、こんな時に笑顔で・・・そんなこと言えるのだろうか・・・
 次に
 「これが大事です」(看護師さん)と言って
 おヘソの辺りをグリグリ~!
 「キャ~!!!!」(マリア
 悪露(おろ)がドバっとあふれ出てくるのが分かった・・・たしかに、これ大事なのかも
 だけど、痛すぎる(涙)
 それにしても、お腹切っただけでも痛いのに、まだこんなに痛いことがあるなんて・・・
       この続きは、また後日ね。
 
今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村




 

エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(10) 帝王切開直後・・・四人目出産への道(39)

2011年09月19日 | エレママ妊娠・出産
 こんにちは、櫻井マリアです。
2011年8月11日 四回目の帝王切開で男児を出産 手術が無事終わる。
 ストレッチャーに乗せられたわたくしは手術用のエレベーターで病棟に降りた。
「マリアさん・・あぁ・・よかった」聞き慣れた声がして、目を開けたらドラちゃんことパパがいた。

 そういえば・・・大きな声では言えないけれど手術中一度もパパのことを思い出さなかったわ。(苦笑)
      「すごく心配したよ」(パパ)
      「ありがと」(マリア)
 四回目の帝王切開で多大な心配をかけたけれど、とにかく無事戻ってこれた・・・

「子宮も思っていたより薄くなくて、とても綺麗でした」部長先生がパパに報告していた。
 赤ちゃんの髪の毛が透けてみえるほど筋層の薄くなった子宮がみたい!と写真を部長先生直々にリクエストしていたパパ、残念でした~
でも、手術中に危険なこともなくスムーズにいって良かったわよね。
「卵管の状態もよくて、もう一回妊娠してもいけそう!」なんてT先生は仰っていたけれど・・・
それはちょっとノーサンキュー(苦笑)

 そうこうするうちに、痲酔がだんだん切れてくるのがわかる。手術後半から続いている痛みは、どんどん激しくなっていて、すぐにソセゴン(痛み止め)を注射してもらった。筋肉注射だから、打ってもらうのも覚悟がいるわ。でも、これ痛いわりに、あんまり効かないのよね。(前の帝王切開の時にも、そうだったから知っているの)
 痲酔が切れて傷の痛みとお腹の中からくる子宮収縮の痛みがダブルでやってきた術後のこの瞬間が一番辛い。
こんなに痛いのに、まだちゃんと意識があって、生きているなんて信じられない! 
痛みと格闘している間、わたくしはベッドの中で苦しむ自分の体が見えるような感覚に襲われていた。それは、本当に見えていたのか、そういう感じがしていただけなのかは、はっきり分からない。今思えば、幽体離脱でもしかけていたのかしら・・・なんて思ったり(笑)でも意識が完全にとぶわけでもなく、魂があの世にいきかけるわけでもない(苦笑)死ぬ時はポックリ逝きたいと思っていたけど、案外わたくしって、しぶといタイプなのかも(笑)
 縁起が悪いので、こういう話はこれぐらいにして・・・
これからは入院中のお話をアップしていきますわね。

今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村




エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(9) やっと手術終わり・・・ 四人目出産への道(38)

2011年09月17日 | エレママ妊娠・出産
 こんにちは、櫻井マリアです。

2011年8月11日  四回目の帝王切開にて男児を出産
時間は10時20分を過ぎた。
 もうお腹を閉じ始めている。はぁ~、何だか疲れちゃった・・・
 実際の帝王切開の手術は漫画の中の世界のように、お腹をズバッと切った後、チクチクと縫ってサッと終わるというわけにはいかないんですもの。子宮の縫合が終わったら、次に腹膜、皮下組織、最後に皮膚の順番に縫合するでしょ。実際は何回も縫う作業があるというわけ。「そろそろ、形成外科のS先生を呼んで」(部長先生の声が聞こえた)
通常は産婦人科の先生がそのままお腹の皮膚も縫うことになっているけれど、わたくしは傷跡の美しさにこだわっていたので形成外科の先生にリクエストしていたの

傷を綺麗に縫うのは、何と言っても形成外科の先生にお任せするのが一番
縫い方も使う糸の太さとかも全然違うので仕上がりは断然綺麗なの。もちろん、形成外科内ですら、手技・手法は先生によってことなるぐらいだから、産婦人科の先生ともなると全然違うと思って間違いないわ。美にこだわる女性なら、絶対、形成外科の先生に手術に入ってもらうべきね

 10時30分過ぎ、美人形成外科医のS先生がオペ室に入ってきた。近寄りがたい女医オーラにオペ室の空気が一瞬で変った。
部長先生も主治医のT先生も心なしか緊張している様子。
まず、お腹を消毒する。痲酔も半分切れている状態だから、消毒をするのも痛い。そんなに力を入れて、拭かないでって言いたいところだけど・・・こんな美しい女医さんだと何も言えない。こういう場合、男の先生の方が言いたいこと言えて楽なのよね。
「へ~、こうやって縫うんですね」部長先生とT先生はすっかり感心しきっている。
 そうそう、形成外科はいかに美しく傷跡を仕上げるかが専門素人のわたくしだって、ちゃんと分かっているんだから。

 やっと、皮膚の縫合が終わり、時計は11時を指していた。数人がかりで、わたくしをストレッチャーに移してオペ室を後にした。「おめでとうございます。お疲れ様でした」部長先生もT先生も、みんなお祝いの言葉をかけてくれた。お疲れ様はスタッフの皆さま・・・(涙)
     自分一人の手術のために2時間を費やし、9人ものスタッフが関わってくれたことに心から、感謝の気持ちが溢れた
     外では病棟の担当の看護師さんが待ってくれている。
    痲酔が完全に切れたら、また新たな痛みとの戦いが始まるわ。もうひと頑張りしなくては・・・・
 
今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村





 

 


エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(8)手術後半 切ったお腹を閉じる・・・四人目出産への道(37)

2011年09月14日 | エレママ妊娠・出産
 こんにちは、櫻井マリアです。

2011年8月11日 午前9時53分 帝王切開にて男児を出産
 四回目の帝王切開で赤ちゃんが無事生まれて、先ほどからお腹を閉じる作業に入りつつある
残念なことに帝王切開で使われる腰椎痲酔の効果はそう長くは続かない。
 最初に効きにくかった左側のお腹の部分から、痛みがジワジワ広がってきた。

何だか、時の流れもゆっくりに感じられるし・・・あ~ん、いつになったら終わるのかしら...。
 胎盤などの子宮の内容物を全て取り出す作業では、かなりの出血が伴うらしい
実際に何をしていたのかは、正確には分からなかったけれど・・・・
「シュゴ~ シュゴ~」と機械で液体を吸い出しているような音が響いていた。

 さっきから、我慢していた痛みはどんどんひどくなってきている。息をするのも、しんどい・・・
 もう限界・・・・・
「すみません・・・お腹がものすごく痛くて我慢できないんですけど」(マリア)
子宮の収縮が始まっているからですね。」(部長先生)
  少しでも出血を防ぐため、子宮収縮剤が点滴で投与されてるからだ。内臓から血が絞りだされるような痛みは「もう一人赤ちゃん入ってませんか??」とわたくしが心の中で先生に問いかける程(笑)
この激しい痛みを経験した人は決して忘れることはないと思う。


「ご気分大丈夫ですか~??」一緒に執刀していた主治医のT先生が顔をのぞき込んた。
 自分でも額に脂汗がにじんでいるのが分かる・・・
酸素マスクがあった方が楽なのか、口元に何も無い方が楽なのか、それすら分からないぐらい息が苦しい。
「ソセゴン1アンプル入れて」(部長先生)
 痛み止めの注射の指示が出た・・・
「すぐに楽になりますから、頑張ってください」(主治医T先生)

 早く、痛み止め効いて・・・早く、早く(汗) 握りしめた手には力が入りっぱなしだった。
しばらくして、痛み止めが効き始めるのが分かった。それでも、痛みがゼロになることは決してない。
 二人がかりで、お腹の中をかなりの力でグイグイ押している。固定されているはずの体が左右にグラグラ揺れた。内臓を中に押し込めているんだわ、きっと

 術後に癒着を防ぐために、今はセプラフィルムといって癒着防止フィルムを用いて臓器を元の位置に戻すって、先生が仰っていたのを思い出した。早く終わって欲しいところだけど、ここは一つ、丁寧な仕事をしてもらわなくちゃ。後で癒着して臓器同士がひっついたりしたら厄介ですもの。長い手術だけど、我慢我慢・・・


今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村





 

 
 
 

エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(7)感動のベビーとのご対面・・・・四人目出産への道(36)

2011年09月10日 | エレママ妊娠・出産
 こんにちは、櫻井マリアです。

2011年8月11日 四回目の帝王切開で男児を出産
 「おめでとうございます」(助産師さん)
 赤ちゃんを顔の近くに持ってきてくれた。この子がお腹に入っていたんだわ・・・
四回もこの瞬間を経験することになるのに、その驚きと感動は色あせることがない。

       やっと会えたわ・・・・こみ上げる嬉しさと
   長かった妊婦生活が終わったという深い安堵感に包まれて、ちょっと恍惚状態のわたくし。
      麻薬でもやったら、こんな感じでハッピーになるのかもしれない・・・(笑)
「みなさまぁ~ ありがとう」声にこそ出して言うことはしなかったけれど、オペ室にいるスタッフ全員に感謝の気持ちでいっぱいになった。みんなにhug and kissしたいぐらいハイな気分って悪くないわね(笑)

         「かわいい男の子ですね」(助産師Fさん)

 誕生したばかりの、小さな命が愛おしく思えた。きっと、その場にいた全員が同じことを感じていたに違いないわ。
 
  でも、赤ちゃんを間近で見れたのも、幸せなハイな気分も一分足らず。(苦笑)
 そして・・・・
  ここからが第二の戦いの始まり。
   赤ちゃんが生まれて、「おめでとう!」で終われたら、どれだけハッピーかしら。 帝王切開ですもの、お腹閉じてもらわなきゃいけない。赤ちゃんが出て、胎盤などの子宮の内容物が出たと思われるころから、初めに痲酔の効き目の悪かったお腹の左側の部分がジワジワと痛くなり始めた。手術台左側に立って、手術しているのは部長先生。寡黙なだけに、見た目ちょっと気むずかし系の部長先生からは、まるで軍人のようなオーラが全身からみなぎっている。
   先生の触っている辺りが痛いんですけど・・・なんて、さすがのわたくしも言いにくい
          もうちょっと我慢しよう・・・もちょっと、もうちょっと。

 だんだん痛みが強くなってくる。内臓が絞り出されるような痛みも加わってきて、額から脂汗がにじみ出た。
 あ~ん、早くこの手術終わらないかな・・・・
    このお話の続きはまた後日ね。

 今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村







 
  


エレママ 実録 四回目の帝王切開のすべて(6) ついにベビー誕生・・・・四人目出産への道(35)

2011年09月08日 | エレママ妊娠・出産
 こんにちは、櫻井マリアです。

2011年8月11日 四回目の帝王切開手術の日
9時37分 ついに手術がはじまった。今は吐き気は収まっている。痛みも恐怖も何もない。
         
            さっきまでの苦しみがウソのよう・・・
     体が楽になってから、いささか不謹慎ながら、もう術後の傷跡のことを考え始めていた。頭の中はビキニが今後も着れるか、着れないか・・・・でいっぱい(笑)過去三回の帝王切開ではお腹を横に切っているので、傷跡は殆ど目立たない。でも、ハプニングが起こって急に縦切開になる可能性もある。
   
    今回もお願いしたとおり横切開で上手くいきますように・・・心の中で祈っていた。
    もちろん、ベビーが無事に生まれてくることが何より優先なのは言うまでもないけど、ビキニが着れるか、着れないか・・・それは、わたくしにとっては大問題(!?)  
そういえば・・・
「人間の肉って結構固いんだよな・・」なんてパパも言っていたっけ。しかも何回も切ったところは、どんどん固くなるって(キャ~!)ダメダメ、変なこと考えるのやめよっと。どうか、柔らかく切りやすいお腹でありますように・・・・
 
  寡黙な部長先生は黙々と、気配り上手な主治医のT先生は、チラチラっとわたくしの様子を確認してくれていた。
         何も言わないところをみると、横切開で上手く言っているってことよね
 手術中、何をされているのか、全く分からないけれど、グイグイ押さえられているような感覚だけはあった。内臓触られている感触・・・痛みは無いけれど意識がある限り、このオエ~ッっていう感覚からは逃れられない。腰椎痲酔などの部分痲酔では意識がしっかり残っているから、鋭い痛みはないものの、引っ張られている感覚とか触られている感覚は想像以上に残っているの。

9時45分 「もうすぐ、赤ちゃんの頭出ますよ。頑張ってください」(部長先生)
帝王切開では、子宮の底部を押さえながら、胎児を頭から出す。長女ノアの時のように逆子だと、臀部から出すことになるんだけどね。
   「 いっせいの~で!」
 グイグイ引っぱられているのが分かる。うわっ体が持ち上がるかも・・・っていうぐらいの勢い。
次の瞬間、バサッと下に落ちていく感じがして、 急にお腹が軽くなるのが、はっきり分かった。
9時53分    無事、男の子を出産
           「オギャ~ オギャ~・・・・」
          「おめでとうございます」(先生と看護師さん)
        
          長い間待ち望んだ、ベビーとのご対面の瞬間がついに、やってきた・・・・
                  感動の瞬間は、また後日ね・・・

  今日もブログお付き合いくださってありがとうChu
ランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへにほんブログ村 美容ブログ 女磨きへにほんブログ村にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへにほんブログ村