気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

ローラ・ニーロ:live the loom's desire

2004年10月23日 | 音楽
心に穴が空いてる時に聴くと、最高に泣けるのがこのアルバムです。
残念ながらガンで急逝してしまい、結果的に最後のツアーのライブです。
リズム&ブルースやゴスペルがベースなんで、綺麗なメロディーを情感たっぷりに濃密に歌います。
ピアノの弾き語りでバックにコーラス3人というすごくシンプルな構成で、単調になりやすいのですが、この人は無駄な音はいりません。
情感たっぷりでフォルセットやこぶし(?)もきいてます。
意図的ではなく、気持を込めて歌うとこれしかないという感じ。
とびきりうまいという訳ではありませんが、「迷い」が感じられません・・・
何度も何度も歌って自分の中で答えが見つかってるんでしょうね。

ローラは自分の歌に一杯詰め込んでいますが、普通の人がこんなことをしたら滅茶苦茶になってしまうでしょう。

楽器の場合は変に詰め込むよりストレートに演奏した方がよっぽどいい場合が多いです。
ジャズの巨匠、ジョン・コルトレーン(t.sax)だって、バラードを演奏する時は、かなりシンプルに吹きますが、すごく胸を打ちます。
マイルス・デイビスも神経がすり減るようなコントロールでしっとりと吹きます。

ローラはそれとは逆ですが、この人の感性は別なんでしょうね。

夜に似合う女の歌声、今、流れています。
コメント
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