とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

国立十月 霊験亀山鉾2017

2017年10月29日 | 古典芸能
れいげんかめやまほこ 鶴屋南北原作 

やっぱり通しはいいわ
話が良く分かるから

実悪を演じる仁左衛門、に惹かれて観に行きました・・
「実悪」の定義は悪人中の悪人、主役に匹敵する大悪人
私は勝手に色気もある、と思ってましたが、それは「色悪」と呼ぶようです。
実悪といえば、二木弾正(先代萩)。
色悪の代表は、伊右衛門(四谷怪談)とか

でも実悪はかっこいい大物が演じることが多いので色気も感じられますよね

仁左衛門演じる水右衛門には実在のモデルがいるのですが
暗殺あり謀殺あり返討あり女も殺す、でまさに実悪。
仁左衛門が演じると凄みもかっこよさもあり、拍手喝さいでした

仁左衛門さんは良い人も悪人も町人も武士も、何でもいいです
姿がいいからね


雀右衛門、秀太郎、孝太郎、歌六、又五郎、彌十郎、錦之助
演技派が揃って良い舞台でした
早変わりもあって、楽しめます


このところ、国立も意欲的に興味深い公演が多いです
その分かどうか、歌舞伎座がちょっとメンバーが薄い?

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