団＝団十郎
菊＝菊五郎
のお祭り。
とはいえ、団十郎は不在ですが
ともかく、歌舞伎の二大潮流ふたつ。
慶安太平記
丸橋忠弥（まるはし ちゅうや）
歌舞伎十八番 蛇柳（じゃやなぎ）
神明恵和合取組（しんめいのめぐみ わごうのとりくみ）
め組の喧嘩
菊五郎、海老蔵、松緑、団蔵、菊之助、左団次、時蔵
等々・・名優揃いで見ごたえありました
やはり、個人的には
松緑や菊之助、もちろん海老蔵といった若手の精鋭が
元気良くて魅力的でした
丸橋忠弥を、松緑が力いっぱいに。
真面目で全力で、硬さがある松緑ですが
とくに捕り物の場では、捕り手の素晴らしさにも助けられて、
若さと型の美しさが活きて、とても良かった。
華やかで、ホッとしました（本音）
松緑は今回、大酒のみの丸橋忠弥を演じるにあたって、
実際に大酒のみに挑戦したそうですが
台詞にあるほどには、飲み切れなかったとか・・（笑）
蛇柳は、歌舞伎十八番らしい豪快さで
大変面白かったです。
海老蔵がいい感じで、
特に物の怪になって表れてからは、まさに海老蔵でした
物の怪から豪傑への早変わりで、沸かせてました。
やはり、荒事が似合うな。
め組の喧嘩
め組というのは、火消の１団で、相撲取り衆とのいざこざを描いています
その喧嘩の原因が実にささいなことなんで、なんでそこまで思いつめるの？
って感じですが・・
火事と喧嘩は江戸の華、ということで、民衆に喜ばれる演目なんでしょう
火消軍団は若手中心なので、若さと元気にあふれていますが
相撲取り面々にはベテランが多いので、ちょっと大変そう
ぜいぜい言ってる感じが・・
・・今回かなり前方の席を取ったので・・
菊五郎さんのお疲れ感が
見えちゃってました
みずとりです
（ちゃらんちゃらん）
