福島県民3世代の遺伝子を調べる計画
5年間,500組の家族の血液や臍帯血を採取・解析
環境省細野豪志大臣が、
「福島の子どもたちの遺伝子を調べる」と発表しました。
DNAを採取、ゲノムを解読して通常と異なる塩基配列や遺伝子の異常などを見つける計画で
予算は数億単位だそうです。
山下俊一が副学長である、福島県立医科大学と環境省が協力して調べるそうです。
「人間の根源的な遺伝子を調べることで将来への予防」?
細野環境大臣は
「福島の皆さんの健康は、5年や10年ではなく、
今後、半世紀以上にわたって見守っていかなければならない。
遺伝子レベルでの影響をしっかり把握していくことが将来に備えることになると思う」
「人間の根源的な遺伝子を調べることで将来への予防になる」と語りました。
これに対し武田邦彦教授はご自身のブログの中で
「『影響が無い』と言って避難させなかったのだから、
福島の人のゲノム解析を国がするんだったら住民を避難させなければならない」
「これは完全な人体実験だ」とおっしゃっています。
疑問だらけ!放射能汚染による甲状腺検査というブログの中で
「調べるだけ調べて、治療してくれないのなら、
原爆投下後のアメリカのABCCとやっていることは全く同じなのではないでしょうか?」
と私は書きましたが、DNAに万が一異常が発見されても、今の医学では治療ができないのだから、
ほっぽっておかれるのは目に見えています。
山下俊一は研究のためのデータだけが欲しいのでしょうし、
そのデータだって、原爆投下後の日本の実態や、チェルノブイリを見れば、
公表されない可能性の方が大きいと思います。
+関連情報
原発事故に関連した疾患が発症するまでには4、5年はかかるとみられる。その前に健康に関するデータを集めることが重要
9月6日に開かれた学会で、福島県立医大の大津留晶教授が、
「原発事故に関連した疾患が発症するまでには4、5年はかかるとみられる。その前に健康に関するデータを集めることが重要だ」
と発言している。河北新報
環境省は来年度の予算として、
「周産期・小児医療の拠点として福島県立医大が設立を構想している新しいセンターについて
来年度予算の概算要求に61億円を盛り込む考えも明らかにした」としています。
国は最初から知っているのです。
山下俊一も最初から分かっているのです。
これから病気になる子どもが増える。出産に於いても異常が起きるという事が分かっているからこそ、
新しいセンターを61億円も投入してつくる計画なのです。
入院患者の受け入れが今のままでは、絶対に足りなくなるという予想があるからでしょう。
※周産期
妊娠28週から出産後7日までの期間をいう。
この時期は,胎児・新生児や母体に障害が起こりやすい。
そこで,従来は産科の領域だったこの時期に,
胎児や新生児に障害が起こったときに迅速に対応できるよう,
産科と小児科が協力して,母児ともに総合的に管理し,分娩を迎えようという考えかたから,
周産期医学が成立した。
以上 みんな楽しくHappy♡がいい♪より転載
時事寸評 政府の「人体実験」政策
武田邦彦 平成24年9月1日
「健康に影響が無いから避難しなくてもいい」と言った政府は基本方針だと思ったら違うんですよ。
福島の人のゲノム解析をするっていうんですね。
ゲノム解析を国がするんだったら住民を避難させなければならないんですね。
これはもう、完全な人体実験ですね。