千葉日報 5月8日(木)21時10分配信
基準超す放射性物質検出 汚水処理用鉱物から 千葉市内の処分場
汚水処理に用いられるゼオライト
千葉市は7日、同市若葉区の最終処分場の汚水処理に使用していた鉱物「ゼオライト」3・5トンから、国の基準値(1キロ当たり8千ベクレル)を超す8490ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。ゼオライトのセシウム吸着効果が市の想定を上回ったことが要因という。処理水の放流を一時止めていたことから、周辺への汚染の心配はない。
昨年10月に採取した処理水から国の基準を超えないものの、セシウムを検出。豪雨の影響で汚水水位が上昇し、固めて埋め立てた焼却灰と接触したことにより放射性物質が汚水に溶けたことが原因とみられる。
そこで市は施設の稼働を停止した上、ことし1月31日から汚水処理場内の活性炭吸着塔にゼオライトを詰め、ろ過処理を実施。その結果、水からは検出されなくなったが、3月17日、ゼオライトから基準値を超すセシウムが検出された。
市は基準値を超えないようゼオライトの交換時期を11日間から3日間に短縮し、4月から処理水の放流を再開している。基準を超えたゼオライトは現在、新港清掃工場(美浜区)に保管。同工場が保管する高濃度の放射性物質を含む指定廃棄物の総量は7・7トンになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140508-00010005-chibatopi-l12
市は「処理水の放流を一時止めていたことから、周辺への汚染の心配はない」と言っているが…
ちばアクションは、、千葉市が、2011年の3.11以降、放射性物質で高濃度汚染されたの焼却灰を大量に処分場に埋め立ててきた事実を追及し、さらに放射能で汚染された震災瓦礫の焼却に反対し、市に何度か申しいれてきた。(震災瓦礫焼却は地元の反対で中止になったが)
そして、もし、大量の放射性物質が含まれた焼却灰などが大雨などでによって、放射性物質が溶け出し流失したらどうなるのか?とも追及してきた。
新聞記事に「昨年10月に採取した処理水から国の基準を超えないものの、セシウムを検出。豪雨の影響で汚水水位が上昇し、固めて埋め立てた焼却灰と接触したことにより放射性物質が汚水に溶けたことが原因とみられる。」とある。
やはり恐れていたことが起きたのだ。
この処分場の排水は鹿島川に放出される。そしてこの川は印旛沼に流入する。
(印旛沼の水は約6割の1,6億トンは工業用水に、約2,5割の0,6億トンは農業用水に、約1,5割の0,4億トン を水道水に利用しています。 印旛沼への年間「流入量」は約4,4億トン)
セシウム137の半減期は30年、毒性がなくなるには200年です。
これも参考に