5年目の「3・11」。郡山市で1100人が全国から集まって「原発なくせ!」の声をあげました。3月 26日、代々木公園には3万5000人が集まりました。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。
事故から5年。いよいよ本番を迎えます。16年は「帰還強制」との闘いが本番を迎えます。3月、安倍は常磐線の開通を表明しました。賠償金の打ち切り、避難者への住宅手当の打ち切りなど、激しい攻防に入ります。
チェルノブイリでも事故後、5年目から甲状腺がんが急増しました。福島の人びとの健康を守るためふくしま共同診療所の支援をお願いします。千葉の保養は、夏休みで10回目を数えます。ぜひ保養の取り組みもご支援よろしくお願いします。
●映画「A2-B-C」成田で上映会
3月21日、成田市で福島の現状を撮影した映画上映会が開催。成田市在住の方々が多く集まりました。
福島から椎名千恵子さんから映画作成のお話をいただき、理解が深まりました。ぜひ今後も上映していきましょう。
残りの人生をかけて闘う!
吉沢正己さん 希望の牧場・浪江町
原発から14㌔地点で、330頭の牛と運命をともにする決意で、残り人生をかけて原発の時代、戦争の時代を乗り越える!
山のようにフレコンバッグを積み上げて、『やってます除染』『見えるところ除染』。放射能は消えない。あれはアリバイでしかない! 風評払拭キャンペーンが行われています。蓋をしてぬぐい去る、そんなことはできない!
戦争の時代、原発の時代、やっぱり実力闘争が大事です。実力闘争によって、最終的に物事を決するべきだ。みなさん、新しい実力闘争をつくり出そう。
被曝労働拒否! 常磐線開通阻止!
石井真一さん 動労水戸委員長
福島県の矢祭町の出身です。安倍は東京五輪前の 2019年度までに常磐線全線を開通することを宣言しました。乗客に、福島県民に『被曝しろ』と迫っているのです。絶対に許せません。JRでは今、常 磐線全線開通のために運転士、車掌、駅員などをど んどん原ノ町運輸区や南相馬の地域に転勤させようとしています。労働者への配転と被曝の強制です。
この攻撃にJR東労組は何も抵抗できません。動労水戸は原発事故以来『被曝労働拒否』を訴え、闘ってきました。常磐線全線開通を断固阻止します。
希望の診療所とともに!
佐藤幸子さん 福島診療所建設委員会
福島県民健康調査検討委員会の発表を聞いて、怒り爆発でした。167人の子どもたちが甲状腺がん、または疑いと診断されているのに、『放射線の影響は考えにくい』と言い続けている。子どもたちの命をこれほど脅かしているのに、医者として人として恥ずかしくないのか。
そんな中でようやく5年たって、患者家族会ができました。つながって、放射能の影響が私たちの子どもや孫に出ているということを世の中に訴えることができるようになったんです。ふくしま共同診療所はこの人たちとつながっていきながら、子どもたちの命を国の間違った政策で殺させてはいけないという思いで活動していきたいと思います。
福島県民の 拠り所に!
布施幸彦さん ふくしま共同診療所・院長
日本では医療機関としては唯一うちの診療所だけ が(だけになっちゃいました)帰還反対、被曝反対 とやっています。だけれども、多くの人が被曝したくない、帰還強制はおかしいと思っているんです。
だからうちの診療所は福島で唯一になろうとも、この被曝はおかしいと訴えていきたい。安倍に抗議の声をあげた1000万の人々とともに、やっていきます。この国を変えるために、運動を大きくするためにやっていきたい。