●一たび事故が起きれば首都圏が壊滅する
東海第二原発再稼働の危険が迫っています! 老朽化し廃炉寸前まで追い詰められていた東海第二原発(日本原電)は、20年使用を延長させ、無理やり再稼働しようとしています。
半径30キロ圏内には、県庁所在地である水戸市をはじめ14の自治体があり、ひとたび事故が起きれば、100万人の人びとが避難しなければなりません。工場や住宅が立ち並ぶ住宅密集地で、100万人が一斉に移動することなど到底不可能です。
東京や千葉も無関係ではありません。千葉の北西部や銚子にかけて100キロ圏内に入ります。事故が起きて風が西に吹けば、一気に首都圏全体が壊滅的な被害をうけます。
●茨城の人たちとともに再稼働阻止を!
東海第二原発は廃炉あるのみです。そもそも資金難で破産寸前だった日本原電を、東京電力と東北電力が資金援助し、はじめて再稼働計画が成り立っているのです。原発事故の責任を一切居直る東電が再稼働を後押しするなどもってのほかです。
まだ再稼働のハードルは高いのも事実です。運転延長と工事計画についての規制の許可が必要となる期限が11月末と迫り日本原電は汲々としています。そして、何より住民の同意形成が必要です。フクシマの悲劇を繰り返してはならない。茨城の人たちと一緒に東海第二原発再稼働反対の声をあげましょう!
「保養は差別は助長する」という
非難をこえて
福島では多くの人が保養を必要としています。同時に、保養は「福島は安全ではない」ということを示すものです。それに対して、「保養は風評被害。差別を生む」という心ないバッシングが展開されています。原発事故から7年。保養は、国の施策に抗する福島で生きるための「勇気ある行動」となっています。
2020年までに仮設住宅を一掃し、住民の生きるすべを奪い、浪江や飯舘など高線量地区に「帰れ」と圧力をかけようとしています。避難者や保養者を「ゼロ」にし、原発事故の責任を居直る国や東電を許せません。福島とつながり、「原発いらない」の声をあげよう!(事務局)