いばらきいきものねっと活動あれこれ

茨城の田舎で小さな命にやさしいまちづくりを目指す
おばちゃん軍団のどやどやな日々

お外猫サポート

2013年01月28日 | TNR

屋外で生活する猫たちのコミュニティーを

サポートしていく中で「辛い」と感じるのは

 

汗が吹き出る暑さでも

靴下の重ね履きでも間に合わない底冷えの夜でもなく

 

温かく安全な場所へ動かしてあげられなかった

顔見知りの亡骸を柔らかい布で包む瞬間ではないか

 

昨日、またひとり大好きな子を見送った

 

呼び名はメタボ

気だての良い可愛い子だった

  

給餌に通うおばちゃん山Pのことが大好きで

車のエンジン音 ちゃんと聞き分けてたね

 

いつもメタが焼きささみの匂いにつられてしまい

何度もトラップに入ってしまうから

ここのTNRは なんだかゆっくりやったんだっけ

 

 

この場所に猫たちを集めた最初の餌やり男は

近所からの苦情に屈し昨年いっさいの給餌をやめた

 

以降おばちゃん山Pが通い続けてる

 昨年 逝ったデカ

寝床ボックスがお気に入りだったけど

独り占めはしないやさしい子だった

 

ここは全員白血病という過酷なコミュニティー

不妊手術の際に受けたウィルス検査で発覚した

こういう現場は 新入りを増やさないよう気を使う

 

「デカが具合悪い、病院行く」

「メタが弱々しい、病院行く」

おばちゃん山Pの電話はいつも涙声

病院では「先生、できること、全部やって!」

 

 

メタ、先に逝った兄弟猫のクロや 

仲良しだったデカは 迎えに来てくれたかい?

まだあの場所に残ってる子たちと

キミを抱いて病院へ走った おばちゃん山Pを

見守ってあげてね

メタ、いっぱい、いーっぱい ありがとう 

また会おうね。