真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

左太夫伝 佐々木 譲 2024/08

2024-12-15 | 読書-エッセイ/小説etc
左太夫伝 | 毎日新聞出版

第一章 青雲 
第二章 仙台を出る
第三章 江戸の友と師
第四章 開国交渉
第五章 蝦夷地の旅
第六章 アメリカと世界と
第七章 激動
第八章 列藩同盟

左太夫伝

変わらねば滅びる。欧米列強が開国を迫る中、万延遣米使節団として世界を旅した仙台藩士・玉虫左太夫。日本に(共和政)を実現すべく奥羽政権樹立に挑んだ男の波乱に満ちた...

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『武揚伝』、『くろふね』、『英龍伝』に続く著者のライフワーク、ということで、譲さんの幕末歴史小説は(現代警官ものを置いても)外せない。
三部作プラスワン?
『英龍伝』(佐々木 譲さん 2018年)【江川太郎左衛門英龍 1801-1855】 - 真似屋南面堂はね~述而不作
『幕臣たちと技術立国―江川英龍・中島三郎助・榎本武揚が追った夢』(佐々木譲 2006年) - 真似屋南面堂はね~述而不作

訪米した使節団(正使=新見豊前守)が、ホワイトハウスを見て、「大統領の御殿なのに、城郭の中にない」ことに驚くシーンが愉快。
「アメリカ合衆国は共和の政治でありますから、法はすべて衆議によって決まります。自らが衆議で決めた法のもとでは、反乱は起きようがありません。」と佐太夫が従者の質問に答える。
160年後の2021年1月6日に、選挙で敗れた前大統領が支持者をけしかけて、選挙結果確定の手続き(セレモニーなんだけど)をひっくり返そうと議会襲撃を煽ったのだよね。
その人物が4年後にまた選挙に出れて、あろうことか当選してしまうわけで。

凄いな。子孫の会がある!
玉虫佐大夫誼茂 – 一般社団法人 万延元年遣米使節子孫の会

<編集者のおすすめ>『左太夫伝』佐々木譲著 幕末に共和政目指した男の生涯

DJ Charlieさんの感想・レビュー

玉虫左太夫 - Wikipedia

ビールを愛した近代日本の人々・玉虫左太夫|歴史人物伝|キリン歴史ミュージアム

日米修好通商条約の批准使節団の随行員として渡米した、玉蟲左太夫についての伝記資料を探している。 | レファレンス協同データベース

多くの人に玉蟲左太夫のことを知ってほしい=「仙台藩士 幕末世界一周」を読了

玉蟲左太夫が負った近代の混乱と苦悩|特集|北海道マガジン「カイ」

ん?こっちは学者の先生による評伝?
すごい、ブームじゃん!
対談企画はよw

後藤乾一「われ牢前切腹を賜る 玉蟲左太夫とその時代」インタビュー 「近代知の原型」をたどる|好書好日

万延元(1860)年、幕府の遣米使節団に加わった仙台藩の中級藩士・玉蟲左太夫は、克明な記録『航米日録』を残している。 米人水夫が病死し、水葬した時のこと。米船将...

好書好日

 




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