第1章 習氏の権力掌握への道―ビジュアルデータ篇(党内権力の「破壊と再構築」;党指導部、習派がずらり ほか)
第2章 習氏の権力掌握術―その緻密な組織・人事戦略(人民解放軍を掌握せよ;党と政府に君臨せよ ほか)
第3章 政治家「習近平」はどうつくられたか―思想と政策の源流を探る(毛沢東への憧憬―農村で培った大衆路線;歴史への傾倒―「紅い遺伝子」の物語 ほか)
第4章 習近平氏を待つ課題―100年目標の行方(「台湾統一」にどう臨むか―有事シミュレーションとその課題;米中半導体戦争の勝者は誰か―「自立自強」とゲーム・チェンジ ほか)
統べる(スベル)とは? 意味や使い方 - コトバンク
統べる(すべる)体制の構築にはとりあえず成功したが、やがてスベルんじゃないかとw
本人が健在なうちはいいのかもだけど、次はどうするのか。
中国がスベルだけでは済まなくて、世界がスベルのは困るわけで。
日本人のための安全保障入門 兼原 信克 2023年11月 - 真似屋南面堂はね~述而不作で指摘されていた「冴えない平凡な人物を選んでみたら、権力闘争には天才的な冴えを見せて」が的を射た指摘と痛感される。
はじめに:『習近平政権の権力構造 1人が14億人を統べる理由』
中国共産党、新指導部全データ 習近平3期目体制、本格始動
2022年10月22日 公開 2023年3月27日 更新
↑メンテはしなくてよいのかな?
(こういうのはねぇ、メンテしていかないと役には立たないというか)
■「かつて日本の政治家、田中真紀子氏が外務省幹部を前に「人間には3種類しかいない。家族、敵、使用人だ」と語ったという」 p149
と、田中真紀子の名言とされるものを引用して、習近平にもそれと似通った人間観を指摘している。
それ自体は言えているのだろうが、「田中真紀子の名言」自体が、本人が外務省幹部に語ったという由来は本当なのだろうか?
彼女が、たかが使用人と位置付けていた外務省員に、あのだみ声で「わたしはねぇ、人間には3種類しか・・・」と語ったりしたのだろうか?
真紀子さんがそこまで心を許した外務省高官がいたの?ちょっと考えにくいのだけれど。
⇒真相(推定)は、トンデモ大臣に振り回された外務省幹部が、
「うちの大臣は人間には3種類しか・・・と位置付けているに違いない。そう考えるとあの異常な振る舞いに説明がつく!」と喝破した、その話が伝わるうちに「田中真紀子がそう語った」という具合に窯変したのではないか!
河童ではないよw
「田中真紀子」の迷走伝説を記した「外務省極秘資料」を入手!(全文) | デイリー新潮
名言が与えてくれるもの27:人間には、敵か、家族か、使用人の3種類しかいない。|Markover 50〜人生後半戦を愉しむ
じつは昔、さる勉強会で外務省の元大幹部氏からトランプ政権についてお話を拝聴した際に、質疑の時間に、田中真紀子の名言を挙げて、「(外務省の皆さんが大変な目にあった田中真紀子大臣時代の話が伝わっていますけど)トランプ大統領(娘や娘婿を側近にして、鳴り物入りで起用した高官もポイポイと弊履のごとく首を切っていた)の人間観も同じなんじゃあないでしょうか?」と当ててみたことがあったのだわ。
だって、トはオーナー企業総帥のノリで、政府高官や閣僚、副大統領までも自分の使用人という感覚だったじゃん。
講師ご本人は、田中大臣時代は海外勤務だったようで、直接の被害には遭われていなかったようだった。
講師の反応の内容は忘れた(いやホントに)。
独裁志向の強い人は、多かれ少なかれ、田中真紀子の人間観になるのかもね!
<仏壇に上げた線香で豪邸を灰燼に?>
■ある海上民兵の人生(コラム) p202
海上民兵にはかねてより注目してきたんだが、英雄が登場したのは知らなかったんだわ
南海を守り、漁民を率いてともに豊かな道を歩む共産党員ーー王書茂_中国国際放送局
王書茂 - 維基百科,自由的百科全書
為國護海模范王書茂:守好“祖宗海” 當好“排頭兵”--軍事--人民網
(そういえば)われらの香田元海将は、以前から中国の海洋進出に関して英語圏で積極発信してこられたんだよね。
(オバマ政権時代の議会公聴会の記録を探そうと思ったのだが…。「サンゴ礁など無茶苦茶に埋め立てて人工島を造成しているのが確認されているのだが、米の環境保護団体は黙っていていいのかね?」と皮肉指摘されたんだぞ)
仕方ないので、別の機会の動画でも
Vice Admiral Yoji Koda: China's Maritime Strategy in the First Island Chain
Koda on Trump, Chinese military capabilities and South China Sea politics
■中国がいま直面する課題のすべては、ずっと前から先送りされてきた問題であり、誤りの蓄積自体は習近平のせいではないが、一人で14億人を統べる体制を造ってしまったからには全責任を引き受けた。巨大な中国の道を誤らせないことは、いまや世界に混乱をもたらさないための最低条件になった。周氏はただ一人で世界の運命をも握っている。(大意) p341
→まさにそう!統べるつもりが滑られちやうと困るんですけど。