真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

注文の少ない科学エッセイストの薀蓄大公開+小学生菜津美ちゃん

2008-12-13 | 世間
『シーラカンスの打ちあけ話 生きものたちの生態と進化』
渡辺政隆/著
広済堂出版2002年02月

肩の凝らない雰囲気で、サイエンスコミュニケーション(うーん、こなれない言葉!)の第一人者が薀蓄大公開。
挿絵も爆笑。
南面堂は、著者のことを訳者として認識してきた。ご著書があること自体は知っていたが、まあそこまでは…ということで手を出さずに来たのだが、「・・柿の種」(11/29、/30)をきっかけに、過去の著書も読んでみることにした。

あの話、この話、うんうん…ということで、嬉しい嬉しい。
各章末に参照文献を掲示してあるのも嬉しい。

女化石屋メアリー・アニングの話のところで、下記文献が提示されていないのは、本書(・・・打ちあけ話)の出版の方が先だったからなのね。
『メアリー・アニングの冒険―恐竜学をひらいた女化石屋』
吉川 惣司 矢島 道子【著】
朝日新聞社2003/11/25

「注文の少ない」は、人気がなくて注文が来ない、にあらず。「注文の多い料理店」における‘注文’と同様であるが如し。

あー嬉しかった。

メアリー・アニングは、地元から出る化石を都会の物好きに売りつけることで稼いでいた訳だが(その商売を通じ古生物学研究への貢献大)、下記の菜津美嬢は、将来有望な小学生。
和歌山県立自然博物館: shizenhaku.wakayama-c/natsumiae小学生が新種の甲殻類化石を発見!

彼女のラジオのインタビューを聞いた。理科と算数が得意で、将来は「病院の人」とか「博物館の人」になりたい由。
将来科学者になったら愉快だな。地質学や古生物学でなくてもいいよ

検索エンジンで「化石 少女」で引くと日本語のみが対象だし、「fossil girl wakayama」だと英語だけだな。
ところが、何語のニュースであっても「こういう学名がつけられました」という部分はあるので、キーワードをHoploparia natsumiaeにしてみると、各国語のニュースが出るので愉快。
(日本のテレビニュースや英字新聞などでこういうニュースがありました、ということらしい)

以下は、意味分からずに見出しらしき部分をはっているだけなので、キリル文字方面は特に怪しい?
tw:
日本九歲女童發現1.3億年前新種化石
cn:
日本小学女生发现新种的白垩纪甲壳类化石
ru:
В Японии найдена окаменевшая креветка неизвестного вида
ua:
Японська школярка знайшла невідому науці стародавню креветку
es:
Una niña japonesa encuentra un fósil de camarón de hace 130 millones de años

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