韓国愛憎
激変する隣国と私の30年
木村幹 著
目次
プロローグ 軍事独裁政権下、暗い国のイメージ
第1章 希少価値の韓国研究者―1990年代初頭
第2章 神戸大学着任、ハーバード大学留学
第3章 対立先鋭化の予兆―盧武鉉の登場と歴史認識問題
第4章 日本の停滞、韓国の興隆―2000年代の光と影
第5章 関係悪化の本格化―歴史認識問題を研究する
エピローグ 「あなたは韓国が好きなんですか」
『韓国愛憎-激変する隣国と私の30年』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
「自伝はもう少し「枯れた」人間が書いた方が距離が取れてよいのでは。」という声が出るのは百も承知で執筆を依頼した編集者の慧眼が光る光る。
ずいぶん前からツイッターで著者をフォローしてきた当方としては、「あの時の一言にはこういう背景があったのか」等々、沁みる沁みる。
現役でまだやり残したことがあり、業界で活躍する人物が、業界・研究対象の転変を30年振り返るという発想が秀逸。
それにしても、文系研究者の間では、同業者の人間関係が難しいのね。
著者の心を苛む事案の多くの部分を、業界の人間関係が占めてきたのではないか。
他の分野の研究者についても、本書同様の企画が成立するのではないか?
応じる人は少ないかもしれぬが。
Kan Kimura from Kobe, Japan
激変する隣国と私の30年
木村幹 著
目次
プロローグ 軍事独裁政権下、暗い国のイメージ
第1章 希少価値の韓国研究者―1990年代初頭
第2章 神戸大学着任、ハーバード大学留学
第3章 対立先鋭化の予兆―盧武鉉の登場と歴史認識問題
第4章 日本の停滞、韓国の興隆―2000年代の光と影
第5章 関係悪化の本格化―歴史認識問題を研究する
エピローグ 「あなたは韓国が好きなんですか」
『韓国愛憎-激変する隣国と私の30年』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
「自伝はもう少し「枯れた」人間が書いた方が距離が取れてよいのでは。」という声が出るのは百も承知で執筆を依頼した編集者の慧眼が光る光る。
ずいぶん前からツイッターで著者をフォローしてきた当方としては、「あの時の一言にはこういう背景があったのか」等々、沁みる沁みる。
現役でまだやり残したことがあり、業界で活躍する人物が、業界・研究対象の転変を30年振り返るという発想が秀逸。
それにしても、文系研究者の間では、同業者の人間関係が難しいのね。
著者の心を苛む事案の多くの部分を、業界の人間関係が占めてきたのではないか。
他の分野の研究者についても、本書同様の企画が成立するのではないか?
応じる人は少ないかもしれぬが。
Kan Kimura from Kobe, Japan