真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

蛇口の井戸水に火がついてしまう!~きみはGaslandを知っていたか

2011-08-14 | 日記
Gasland is a 2010 American documentary film written and directed by Josh Fox.

肩に力が入っているわけでも、悲惨強調モードでもなく、「ん?」という感じで淡々と進行するのがかえって真実味を増し、説得力を増す。
多くの地域で地下水を壊してしまったのだな。

正確には、水自体に火がつくわけではなくて、水に溶け込んで民家の蛇口に導かれた発火性のガスに火がつく、というべきなのだろうが。

アメリカでも田舎では井戸水で暮らしている人が多いと知る。
救世主と思われたシェールガスは死神だった?!

フラクチャリングのために注入される各種化学物質は、何かの拍子に地下水に混ざらないわけがないだろ?と思っていたら、やっぱし。
地下というのは、宇宙や深海よりもよくわかっていないのではないか。

「探鉱技術の発展で、今では手に取るようにわかるのです」みたいな説明を聞いたか読んだかしたことがある(ような気がした)が、なんのなんの。
地下水脈の連関なんて全然わかっていなかったじゃないか。

あれだけ地下水脈を滅茶苦茶にしてしまうと、元には戻らないのはもちろんのこと、井戸水が(使用に耐える程度に)復活するのにかかる時間はどのくらいなのだろう?

何十年単位?
何百年単位?
もっと?

Gasland: A film by Josh Fox

GasLand (2010) 1/7 …おっと、削除されましたと

Gasland Documentary 1 of 3 …同上

日本では原発で取り返しのつかない過ちをおかしたヒトたちが右往左往している(おかげで地元の皆さんばかりでなく全国民が数十年単位あるいはそれ以上の時間で迷惑)が、アメリカでも(加害者はシラを切っているらしいが)地下水になんて事してくれたんだ!てなもんかな。

New York Times
A Tainted Water Well, and Concern There May Be More
By IAN URBINA
Published: August 3, 2011

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『象が踏んでも―回送電車〈4... | トップ | 『回送電車』 (堀江 敏幸... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事