真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

そうですヴァージニア、世紀末をはさんだ20年間、「フォーサイト」という雑誌が出ていたのです

2009-12-20 | 日記
新潮社の「フォーサイト」誌が「黒字化の見通しが立たない」等の事情で2010年3月発行号をもって休刊のやむなきに至った由。
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/

1990年3月に7千部でスタートして、直近では22,250部だとか?
そんなもんだったのね。とほほ。

ちょうど届いた最後から4号目(発行と発表のタイミングを合わせたのね)の折込葉書に「今年最もがっかりしたニュースでした」とのメッセージを書いて金曜に投函。
仕事場で某有名人(書評家としても評価が高い経済人)のブログを見たところ、同じ感想を述べておられたので深くうなづく。

同誌の思い出はいくつかあるのだが、やめとくね。
創刊から1年間は同僚に見せてもらっていて、2年目から定期購読してきた。

自費で定期購読する価値のある数少ない雑誌のひとつだったな。
過去形になるのは残念。

20世紀の世紀末をはさんだ20年間、そんな雑誌が出ていて、一部の人々に高く評価されていたけれど、収支が黒字化できなくて、流石の大出版社も見切りをつけました、と。

幻のような出来事でした?(なので、ジャンルを超常現象にしてみた。どうでもいいけど、gooブログのジャンル分け、おかしいんじゃない?)
紙に印刷するというメディアの凋落は、どこまで行くのだろう。

【流れを維持しつつ強引に季節テーマに移行】
紙発行メディアが元気だったころの明治時代(1897年)、アメリカでもっとも有名な新聞社説が書かれましたとさ:
"Yes, Virginia, there is a Santa Claus."

米国の論説などに時々、“Yes, Virginia,・・・・”という表現が登場するのに気づくことがあるよね。

Yes, Virginia, a Thousand Times Yes - The New York Times

Virginia O'Hanlon Biography
Educator (c. 1889–1971)


In December 1960, Virginia went on the Perry Como Show and said she had lived “a wonderfully full life.” She told Como in a brief interview that her letter to the Sun had been “answered for me thousands of times.”

サンタ話といえば思い出される、河合 隼雄(かわい はやお、1928年6月23日 - 2007年7月19日)さんの書かれた、おはなしおはなし。

wiki/河合隼雄は7人の男兄弟の五男。

戦前の丹波篠山の河合家におけるサンタクロース…吹風日記
~冒頭の囲み内だけ読めばよろしいでしょう。

ちなみに、南面堂が子ども達に示していたリクツは、「サンタクロースは世界中に弟子がいるのだ。弟子たちが、師匠の指示を受けて、代りに各国で商品等を購入するなどして届ける仕組みなんだ」というもの。
弟子だとか、助手という概念を導入していたからな。「○○くん、ちょっと助手をしてくれ」とかね。

これは、上掲理系出身国語教師氏コメント中の、「なんでサンタさんのプレゼントはダイエーの紙に包んであるの?」に対する解決策でもあるのだな。
「説明書がフィンランドだかどこかの言葉で書かれていても困るだろう?だから地元の弟子という仕組みが採用されたのさ」

もしも、弟子の任期は?と聞かれた場合の答えは、「子どもたちが信じている間ずっと」なのだったのだが、聞かれなかった。
誰が弟子になるのか?という究極の質問も、幸いなことに出なかったな(笑)。

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